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追放者食堂へようこそ!・第3話

第1話でOP見た時はあそこに出て来るメインみたいな子達がみんな食堂で働くのかなと漫然と思っていたけど、どうも違うのかな。

前回は鎧でガチガチに固めた女剣士ヘンリエッタ(パーティーで女は邪魔だと言われたから)がやって来てお金ないからと言うので、じゃあ当面は食べさせてやる、その代わり早く参加パーティー見つけろよと言う内容。でもヘンリエッタが参加したパーティーは悪い奴が揃っていて、女冒険者をダンジョンの奥深くに連れて行っては手籠めにしていたと言う連中だった。

デニスが悪い噂を聞いてその日後を追ってみたら案の定危ない所を紙袋を被ったガタイの良い男が救う。その後ヘンリエッタはあの食堂が昨日はお休みしたと聞いてあれがマスターのデニスだと気づいただろうか。

さて今回は男とも女とも見分けられないなかなかの美貌の子(公式で「美少年」とあった)。黙っていれば綺麗な顔なのに、性格が悪い。他の連中には上を目指す心が無い。自分はいくつもの魔法を習得してこれからもどんどん上を目指そうとしているのにと。これでパーティー内でいつも衝突して今回も追い出されたらしい。

そんなに魔法を習得したのかとデニスが失礼とレベルを鑑定してみたら17。年齢の割りには高いけど世間一般として高い訳ではない。魔法を沢山こなしていれば自ずとレベルも上がる筈だが、恐らく机上で覚えてまだ実戦で使いこなせていないのだろう。
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それにしても、この性格、このままだとこの先どうするんだろうとこの時点では思った。

ともあれ、そのうちビビアは参加出来るパーティーが見つかった。夜の霧団。今度第5層迄行く採取クエストをやるのだと言う。第5層はビビアのレベルでは未だ無理だ。あそこはレベル30後半。でも同じパーティーの冒険者がカバーしてくれるなら、それに冒険者は自己責任の世界。仕方なくデニスは見送った。

ところがその日、ビビアの名前を出して噂話をしてる冒険者が居た。丁寧に(苦笑)聞いてみたらビビアを一人第5階層に送り出して、生きて帰って来たらまあ良し。駄目だったらそれまでと言う無責任な入団試験を課したと言う。

そして案の定、ビビアは第5階層でゴブリンに追い詰められていた。ちょっとしたトラップのツタにも引っかかり、でもそれを解く魔法は頭が真っ白で浮かばない。ここでもうデニスが助ける?いや、早いよねと思ったら、誰かが助けてくれた。その子はシンシアと言う名前でビビアと同じくダンジョンで仲間に置いて行かれたと言うのだ。

助けてくれたその子を見てビビアは思った。本当だったらあそこで死んでいた自分だから、今から自分が外に出て囮になるから君は逃げろと飛び出す。シンシアがやけにビビアが囮になるのは駄目だと止めようとしたのはちょっと引っかかったが....
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助けた時も、最後の時も、不思議なエフェクトがあったし。
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ビビア、襲い来るゴブリンにパームの魔法で対抗するが、それ、攻撃魔法じゃないのか。そして結構あっさり破られる。これは愈々駄目かと思われた所で紙袋の男登場。鋼鉄の鍋を出現させてゴブリンが来られない様にするけど、ビビアはこれはこれで魔物だあと驚くからデニスは仕方なく紙袋を取る。

さあ逃げるぞとデニスが促すが、岩の裂け目に未だシンシアが居るから一緒に逃げると言う。デニスが中を覗いたら....

そこには白骨死体。

戻ってギルドで問い合わせたらシンシアと言う名前の子で容姿もビビアが見たのと同じ子は十数年前にダンジョン内で行方不明になって、恐らく死亡したのだろうと言われる。

死してなお自分を助けてくれたシンシア。ビビアはこれで己の技量を見つめ直すきっかけが掴めたのではないか。少しはあの性格も修正されるのだろう。それにしても悲しく、ずっとそれを抱えて自分を見つめる事になるビビア。
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