水属性の魔法使い・第1話
タイトルだけ見た時は「先を期待させる情報がゼロのタイトルじゃないか」と思った。水属性の魔法使いが出るのね、それで?って感じで。
始まって見ていて、これって「水属性だけの魔法使い」と言うタイトルにした方が未だ先の興味が沸くのではと思った。
交通事故あたりで死亡した涼は、女神でもなく案内人でもなく、天使と言う感じの子安さんにあなたは水属性を持った魔法使いとして転生しますと言われた。ちょっとだけ望みが叶えて貰えて、スローライフを送りたいと言ったら森の中の小屋が提供された。小屋周辺は結界がはられているから魔物は入って来ない。
まあ後は頑張れと放り出されるし、涼の方もそれで納得している。
最初に魔法を試してみたら、確かに水属性だけあって水を出す事は出来た。でもこれではこの先生きて行くには不十分。食料もいずれ尽きる。そうなると結界の外に食料調達に出なくてはならない。外は魔物が居るから身を守るだけの水魔法に進化させなくてはならない。
取り敢えず、火起こしが出来なかった事から水をレンズにして着火する方法を考えた。てっきり水をそのままレンズ状にするのかと思ったら、氷のレンズにするのか。水分子を固定するイメージで氷が出来た。涼はその逆をやったら今度はお湯が出来るのではと思う。
氷をある程度操れる様になって外に出たらイノシシみたいなのに遭遇。これは地面を凍らせて転倒させて氷の刃に自爆させる事で何とか退治したが、魔物図鑑を見たらこれでも最弱クラスだと言う。
そして次に遭遇したのは空を飛ぶ魔物。これは勝てそうになかったが、目を射る事が出来て魔物は退散した。
戦闘に夢中になって夜になってしまった涼は湖畔でデュラハンに出会う。これ、どうしたんだろうと思ったら、どうもデュラハンに気に入られた(?)みたいでその後デュラハンから剣術の指南を受け、最後に水の剣を授けられた。
何日か後、空飛ぶ魔物は進化してまた襲って来た。これを苦戦の上にデュラハンから授けられた剣で倒す。
やれやれと思ったのにその後でドラゴンと遭遇。魔物図鑑では「遭遇したら逃げろ」「でも逃げられない」と書いてあったドラゴンだが、ルウィンと名乗るそのドラゴンは念話が出来て涼を害そうとはせず、そればかりかあの魔物を倒したのを佳しとしてくれた。どうやらルウィンからは色々この世界の知識を貰えたみたいだ。
そして最後、天使はある事に気づく。
おや?隠し属性があったぞ、と。
うわ、最初に思った「水属性だけの魔法使い」じゃなくなったよ。
隠し属性って何だろう。強者に好かれる属性かな。デュラハンとかドラゴンとか。

