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サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと・第1話

リディル王国は竜の襲来が多く、竜害と言われていた。翼竜なら未だ王国の軍隊で何とか倒せていたが、上位種の黒竜ともなると歯が立たない。軽く都市を二つ消す大物だから。それが今回出現した。お嬢様お逃げ下さいと言われても、父が前線で戦っていて、民を捨てて私が逃げる訳にはいかないと踏ん張るお嬢様。ただ、これって考え方もあってもろともやられたら血筋が絶えてその後の混乱の火種になる場合もある。

この厄災に一人の魔法使いがやって来て竜を退治した。
そんな話をアニーがモニカの所にいつもどおりに食料を配達しに来た時に話してくれた。モニカが、へ、へーとか反応してるのを見ると、やはりこのモニカが沈黙の魔女か。

実はモニカは酷い人見知りで人前でろくに話せない。なので教師の前で魔法詠唱も出来ない。詠唱が出来ないなら無詠唱で魔法を使えばいいじゃないと、常人では不可能な無詠唱魔術使いとして今に至る。

アニーはモニカを探してると言うお客様を連れて来てしまった。ルイス・ミラー。王国の七賢人の一人。実はモニカと同期で七賢人になった。Wikipediaを見たらモニカの10歳上とあった。もっと上かと思った。

そのルイス・ミラー曰く、第二王子の護衛をやって欲しい。実はルイス・ミラーが第一王子派ながら国王から第二王子の護衛を頼まれ、精魂込めて作ったブローチを王経由で第二王子に贈ったのに、そのブローチがあっさり壊されてしまった。こうなってはセレンディア学園に潜入して護衛するしかないが、いかんせんルイス・ミラーはもう歳を食ってる。そこでモニカにとある子爵令嬢のお付きとして行けと言うのだ。嫌がったモニカだったが押し切られた。
参考資料

さてそのケルベック伯爵令嬢、実はモニカが先日黒竜の襲来から守った所なのだ。しかも黒竜が倒されて制御がなくなった翼竜が伯爵令嬢のイザベル・ノートンを襲ったところを助けたのもモニカ。爾来、イザベルはモニカをお姉様と慕っていた。今回モニカの任務と聞いて、お付きのモニカをこき使う悪役令嬢になりきると言うのだ。なりきりすぎ。

モニカの任務は分かったけど国王が第一王子派のルイス・ミラーにわざわざ第二王子の護衛を頼んだとか、そのルイス・ミラーが作ったブローチをいとも簡単に壊した何者かが居るとか、分からない点は残っている。

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