フェルマーの料理・第1話
新作アニメのタイトル一覧を見た時に「フェルマーの料理」と言うのが目に入って、やりやがったな一発狙いかこれと思った。
始まってみたら、あれ?ちゃんと数学やってる。主人公の北田岳は子供の頃から数字が好きでオイラーとかガウスみたいになりたいと思っていたらしい。しかしある時の数学オリンピックの日にそれが打ち砕かれる。そして白紙で答案を出した事で、代々数学オリンピックで名を馳せた学校を売りにしていたのにと理事長から詰られ特待生に身分を剥奪されてしまった。
なので校内食堂でバイトをして、まかないのナポリタンを作ったら魚見亜由が滅茶苦茶感動してくれただけでなく、通りすがりのフード男がそれをチラ見していきなり厨房に入って来て食べてしまった。
しかしこのフード男が只者ではなかった。学園の理事長から大切なお客様を招いた晩餐会の食事を一切任された若きカリスマシェフの朝倉海だったのだ。
北田は次の数学のコンテストも蹴った事で理事長の逆鱗に触れる。とうとう退学命令が下ってこれまでの奨学金を全部すぐに返せと言われてしまう。
この窮地をひっくり返そうと言うのが朝倉。委嘱された晩餐会の調理現場に北田を引っ張って来て、メインディッシュのナポリタンを作れと言うのだ。しかし北田から言わせれば朝倉が作った物の方が美味しかった。無理だと言うが、朝倉はお前には数学的に料理を考える才能がある。ゴールが分かっている時にどう遡れば良いのかを考えられる。お前の家庭事情の事を考えるなら作れと言うのだ。そう言われて北田は動く。魚見がそんな事をしたらナポリタンが台無しじゃんと言う様なやり方で。
一方で朝倉は理事長に約束させていた。
メインディッシュのナポリタンがみんなの気に入ったら是非ともシェフを呼んで称賛して欲しいと。あー、それか。

