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ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される・第1話

アバンでいきなり結婚式の場面になって、姉の元婚約者と結婚しますとか言うから、あれ?もうこうなるの?と少しだけ展開に混乱した。

本編で事情は分かる。それにしてもいくらシャデラン男爵家に金が無いと言っても次女をあれだけ虐げるのは何事か。次女どころか侍女みたいな境遇にさせて服も住むところも「ずたぼろ」な状況にされていた。

そんなマリーだったが明日の誕生日には良い事があるだろうと思っていた。そう思うのは大抵フラグでやはりその日は姉のアナスタジアの婚約者を求めるお披露目会だった。悲しみに暮れるマリーはパーティー会場を抜け出して庭へ。

そこに貴族の男性が現れる。そこの使用人、パーティー会場が分からなくなってしまったので教えて欲しいと。身なりがみすぼらしかったのでその男性が間違えるのも無理は無い。だが、侍女はしっかりしていた。侍女のミオはその方はこのシャデラン男爵家の令嬢ですと教えるのだ。

彼の容貌は肌が褐色で異国の風情があった。これはイプサンドロス共和国の人ではないかとマリーが指摘すると彼は少し不快な顔をした。国で差別されるのを嫌っていたみたいだが、マリーはそうではなかった。本で知ったイプサンドロスの事を憧れていたのだ。そうと知った彼は途端にマリーと打ち解ける。しかしマリーはこの場で長々と彼を引き止める訳には行かず、立ち去る。

そしてある日、キュロス・グラナド伯爵からの結婚の申し込みがシャデラン男爵家に届いた。これは大者が連れた。グラナド伯爵と言えば大富豪でいづれはグラナド公爵家を継ぐ身の上。完全に玉の輿。シャデラン男爵は一も二もなくこれを受け入れる。

しかしアナスタジアは乗り気ではなかった。あのパーティーの中で誰がグラナド伯爵だったのかも覚えてない。それよりも自分はマリーに男装令嬢の服を縫うのが好きなのだと。アナスタジアはマリーに優しくしてくれたんだね。

なのにそのアナスタジアはグラナド伯爵家へ向かう途中で馬車の事故で落命。

やむなくシャデラン男爵はマリーをグラナド伯爵の所へ差し出す事にする。うっかり手つきになったら儲けものだと。だからお前は言いなりになるのだと言い聞かされる。

ところがグラナド伯爵家に到着しても中に入れて貰えない。そもそも手紙は昨日着いたばかりだと言うのだ。そうやってけんもほろろな侍女ミオにシャデラン男爵が怒って手を出すが、あっさり倒される。父の無礼をお許し下さいと、流れるように綺麗な土下座(笑)をするマリー。
参考資料

そのマリーを見てミオは驚愕。マリー・シャデランとはこの方だったのか!これは失礼しましたと中に入れる。グラナド伯爵の方は、姉に結婚を申し込んだのに妹など知らぬと怒鳴っていたが、マリーを見てびっくり。

そう、グラナド伯爵はあの庭で会ったシャデラン男爵家令嬢をてっきりアナスタジアと言う名前だと思っていたのだ。まさか妹のマリーの方だったとは。

これでどんどんグラナド伯爵の婚約者として磨かれるマリーだった。これ、第1話で終わりじゃんと思ったらマリーが拒絶する。無理!自分には無理ですと。

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