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完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる・第9話

ジルトニアには危機が迫っていた。ヒルデガルドが手伝ってくれてももう持たない。ミアは益々ユリウスの排除を決意した。このままでは亡国の危機。自分はこの国の聖女なのだ。

フィリアの方はグレイスにボルメルンの聖女も動員して魔力を収束して大破邪魔法陣で大陸中を覆おうとしていた。その間、ジルトニアをもたせる為にパルナコルタ国王に騎士団の派遣を願った。それは国王がそなたの望みをちゃんと言え、頼れと言ったから。

ところがライハルトによると、騎士団は国境近くで足止めされていると言う。前回ユリウスがあれは侵略するつもりだから入れるなって言ってたからね。

退魔師エルザに言わせると復活するアスモデウスの狙いはフィリアだと言う。その理由をエルザが語る。この世界では輪廻転生が起きている。死んだ人間の魂は未来の人間の中に宿る。嘗てアスモデウスを封印した聖女フィアナの魂は今どこにいると思うか?

それは今、あなたフィリアの身体の中にある。そしてアスモデウスは愛の為にフィリアを求めている。以前フィアナにボコボコにされて、でもその強い女に惚れてしまった。変態だな。ともかく、それでフィアナの魂が宿るフィリアを求めているのだ。
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前回、ユリウスがアデナウアー公爵が悪いと言い出して領地没収にしようとしたが、ご無体と言ったアデナウアーに、だったら俺の言う事を聞けと開催させたのが貴族の対魔物戦決起パーティ。ナニソレと呆れていたミアだが、だったらこの場を利用してユリウスを排除するのだと考える。

多分訴えるだけでは駄目だろうから何か仕込んだか。フェルナンドがこのパーティに参加する。貴族達は身体は大丈夫なのかと心配の目を向ける。その貴族達に向かってフェルナンドの演説。力を振り絞って国難を乗り切る為に私について来てくれと叫ぶ。

乾杯の時間。ユリウスがフェルナンドに飲み物を渡す。いかにも怪しい。そしてそのとおりに乾杯をしたらフェルナンドが吐血して倒れる。

焦って治癒しようとするミアをユリウスが止める。医者が来るまで何もするなと。流石に貴族達も何をしてるのかと驚く。こんな事、ユリウスが仕掛けたと思われても仕方ない、陛下の沙汰をお待ちなさいと言うが、ユリウスは良いだろう、ご存命ならばなと。

今夜は警備の人員を会場に集めたから城の警備が手薄だ。何か起きてるかもしれない。
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これ、どう見てもヒマリが襲撃者を倒した場面ですな。
これでほぼ決まり。ユリウスははめられた。

そこに国王崩御の知らせが入った。これを聞いてユリウスはとうとう本性を表す。父国王も兄フェルナンドも邪魔だったのだ。これで自分が国王だ。これで何もかも自分のものだ。

ここでフェルナンド復活。最初から分かっていたから解毒剤を飲んでいた(便利だな解毒剤)。ただ、これを知っていたのはあのピルツ公爵の息子が懺悔に来たから。彼は父達のやってる事に我慢が出来なくなった。しかもこのままでは国が滅びる。絶対止めねばならない。父を断罪しても。

そして国王も無事。やはりヒマリに返り討ちに遭っていた。
貴族達が囁く。これは流石に反逆罪で死罪。

血迷ったユリウス、誰か自分の為に立つ者は居ないのか。ミア、おまえから口添えしろ。ここでミアの復讐。有頂天からの撃墜。これを画策したのは自分です。罪人であるあなたとの婚約を破棄する。姉を売った男を愛する訳がない。

叫ぶアデナウアー公爵。なぜこんな事をするかと。どの口がそれを言うか。姉を踏みにじって売った男がと嘆くミア。
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ユリウス、またフィリアか。いつもいつも自分の前に立ち塞がるフィリア。認めぬ、認めぬぞ。どんなに叫んでも誰もユリウスの為に動かない。そしてトドメは国王登場。

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