mono・第8話
春乃が長野に取材に行きたいと言う。どこかそっち方面で行きたい所ある?と聞いたらアンが乗鞍岳に行きたいと言うのだ。そのココロは乗鞍スカイラインをスケボで下りたい、それをカムで撮りたいから。アンのいきなりの思いつきの様に見えたけど、アンは小学生の頃にスケボをやってる経験者なのだ。でも乗鞍スカイラインは自家用車の乗り入れが禁止だから撮れない。しまったと思ったアンだが、桜子がスケボで撮ってやると言うのだ。初心者はーと言うアンだけど、桜子は初心者どころか完璧じゃん。
と言う事で、いきなり乗鞍スカイラインは危ないかもしれないので比較的近場の甘利山で試そうと言う事になった。標高1,731m。東京の感覚だと1,000mを超えたら結構涼しくて1,731mだったら普通に涼しいのではと思ったのに暑いらしい。まあ直射日光の下だとそうなのかも。甲府が40℃ではさもありなん。
駐車場から甘利山の山頂目指して炎天下登山。熱中症が心配だった。
駐車場に戻って来たらクロクマの車。取材でやって来たのだそうだ。ホラー漫画家の取材と言う事は甘利山は心霊スポット?と思ったけど、目的は下のさわら池。なんでもエクスカリバーが刺さっていたとの事だった。エクスカリバーは胡散臭い。流石にエクスカリバーはクロクマの創作で剣が刺さっていたと言うのだけは本当なので今は無いとしても取材に来た。
折角だから一緒に行こうとさわら池へ。ちょっと経ったら深い霧に。この霧の中でキャンプしてる人が居る。どう聞いてもなでしこと志摩リンの声だけど。そして池を見てみたらアイスのあたり棒。人間の脳は自分が思ってる事に無理矢理辻褄を合わせる解釈するからなあ。
駐車場に戻ったら未だたいしょうとあんこが喧嘩していた。そして二匹ともスケボに乗ってしまった。慌てて車で追う春乃達。急カーブでなんと猫達はガードレールを利用して曲がる。なんて事はなくて猫は墜落前に逃げてスケボだけが崖下へ。回収出来たみたいだけどスケボはボロボロに。
そして本番の乗鞍岳。乗鞍畳平から乗鞍岳の剣ヶ峰迄は一時間半だそうだ。え?登山してる人間からすると往復で三時間で行けるなんて近いじゃないか。乗鞍岳ってそんなに近かったんだ。真夏だと2,700mスタートなら涼しいだろうなあ。しかし山頂が3,026mって私は高山病にならない自信が無い。
取り敢えず目の前の魔王岳へ片道15分。近い。これは楽勝じゃん、涼しいし。そう思って魔王園地迄来たら凄い強風。桜子が飛ばされそうになったのでここで断念。
お花畑はハイマツだった。コンニチワ。ゆるキャンのコンニチワは声優さんが書かれてないけど、こちらのコンニチワはちゃんと声優さんがついてた。
二度寝した華子は放置してスケボへ。先にバスで下る春乃とさつきを見送ってアンと桜子はスケボで下りだす。ああやはり特別な訓練を積んだ人じゃないと危険なので真似しないでねなんだ。だが、アンは何だか来た時と景色が違うと言い出したので、それって春乃とさつきの乗ったバスと逆方向へ下ったのではと思ったら、案の定逆だった。アンはまだしも桜子もうっかり屋さんだね。

