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mono・第9話

華子は凄い(6時間)二度寝をしたから長野に来るのは諦めたかと思ったら遅ればせながら上高地目指してバイクで出発。早朝の涼しいうちに移動を開始する予定だったのに灼熱の渋滞の道を行く羽目に。

直射日光の熱、アスファルトの熱、他の車からの熱に加えて自分のバイクのエンジンの熱が熱いそうだ。そうか、そうなんだ。そして華子のバイクは水冷だそうだ。エンジンをつけたまま停車するとファンが動いて熱風が吹き付ける。今の電車にはもう無いけど、東京でも昔は抵抗制御の電車が沢山残っていて、私が通勤を始めた頃の都営浅草線では都営5000形が未だ主力であいつの抵抗器が夏に熱風をホームに吹き上げる。車内でも抵抗器の上に立つと床が熱い。5300形が出た時は神様かと思った。きっとあんな感じなのだろう。
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バイク乗り、夏より冬がイイナと言う。私の様な低山登山者も夏は駄目。こちらは5月と10月よりも4月と11月がイイ。

その頃、春乃達は上高地に到着していました。気温24℃。夏に24℃は天国だよね。熱に苦しめられている華子の方は川島パーキングエリアでアイスを。しかし戻ってみたらタイヤがパンクしていた。キャンプ道具ばかり積んで修理道具が無い。これどう解決するのだろう、やはり誰かが助けてくれるのかなと思った、助けてくれたのは志摩リンのお爺さんじゃないか。

その後も渋滞に巻き込まれて華子が上高地に到着したのはもう17:30。春乃達はとっくの昔にテント設営して待ってるんだろうなと思ったら、何だその体たらくは。シートの上でだらけてるだけじゃないか。これには理由があって、穂高連峰の絵を50年も描き続けている画家に触発された春乃がこの山なみをじっくり眺めると寝転んで今に至る。

流石に暗くなる前にテントを設営してと、その後に食事に行ったら食事処は悉く営業時間が終わっていた。手持ちはお菓子程度しかなくて、もう笑うしかない桜子。
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翌朝慌てて起きたからどうしたのかと思ったら、その日はその日で黒部ダムとかに行くからバスに乗り遅れたら大変。

扇沢駅に到着してバスに乗り換えて黒部ダムへ。今度こそダムカレー食べようと言う。でも先にダムに上がってから後でと言うので、これもひょっとして逃すパターンかなと思った。何しろ黒部ダム建設のドキュメンタリーも見始めたから。

でもこれで感動して、ダムカレーには間に合ったものの、涙でダムのご飯が崩せない。

日本一広い田園風景ってどこか。私は石狩平野だと思うんだけどなあ。今はどうなんだろう。私が子供の頃の美唄付近って未だ泥炭地で土地改良の索道(客土を運ぶ)が函館本線をまたいでいた。

そうして田園地帯を走って到着したのは北安曇ジャンプ台。長野五輪の為に作った白馬ジャンプ競技場らしい。私が行った事があるのは札幌五輪の大倉山シャンツェだけど、あの当時上まで行くのにリフトが無くて脚で登ったんだよね。

スキージャンプ以外に使えないかなと話題になったので、すぐに流し素麺かなと思ったらやはりそうだった。
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