勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~・第11話
体調が悪いので簡易更新になります。
厨房の裏に隠し部屋があってそこにヒルデガルドが幽閉されているのではと言う事で、リーゼロッテの幻影で賊を見せてタイコーン辺境伯に開けさせようと言う作戦が、クルトが厨房に入っちゃってかなり破綻。
クルトは一応厨房の奥にヒルデガルドが居るとは知っていたので悶々としていたらアクリが転移してくれた。部屋の中から声が聞こえたからヒルデガルドかと思って開けるのが困難な筈の鍵をあっさり開けて入ったらそこには老女が。でもどうも見た目が老女なだけの模様。ただ衰えてもう食欲が無いと言うからあの温泉饅頭をあげる。こんなに美味しい物があったなんてと。
ヒルデガルトはさらにその地下に幽閉されていて、その老女ファミルが案内してくれる。鎖に繋がれたヒルデガルトだがファミルがそれを解除してくれた。久しぶりに(10年ぶり)に会ったヒルデガルトは全然成長していなかった。ヒルデガルト曰く、あんたの作った薬のせいだと言うのだ。調合を間違えて不老不死の薬になってしまったか。
お腹が空いたと言うので持っていた固くなったパンをあげたけど固すぎて食べられない。
そこに例の手筈の事件を起こしてタイコーン辺境伯が駆け込んできた。そこで初めて目の前の老女が辺境伯の死んだと言われた娘ファミルと知る。これでもうあなたなら全部分かるでしょうと言われたクルト君、さあ何もかも勘違いする時間の始まりです。
娘が成長する姿を正視できなくて閉じ込めてそれで反抗したファミルが老化薬飲んででもロリコンのタイコーン辺境伯は幼いままのヒルデガルトを閉じ込めた。
あまりの酷い誤解にヒルデガルトの方でクルトを痺れさせて、そしてファミルに尋ねる。本当に父辺境伯を殺して良いのか?