ボールパークでつかまえて!・第10話
新キャラの宇田ナツメさん登場。観客席で隣りに座った人からアイドルのナツメかと問われるが、まあ本当にそうだったとしてもあまりそうだとは答えないのでは。ナツメは否定したが、「元」アイドルだから。そして今は念願の女優。そうは言ってもこの6年では鳴かず飛ばず。
ナツメにまた声をかけた人が居たが、それはこひなた。と言うのもあのむかーしの写真でこひなたがギャルで写っていた隣の地味系の子がナツメだったのだ。つまりあの時、こひなたと一緒にビールの売り子をしていた。
流石にその場でそのまま話は出来ないからコンコースに出て積もる話もある。ただ、ナツメは売り子をやめてデイドリームシアターと言うアイドルグループでデビューしたけど売れずに3年で解散してそして今度は女優を6年やって来たが未だ売れてない。こんな負け続きの自分を、やはり負けの多いモーターサンズと同一視して今日はやって来たのだ。ただ、そんな事言われてもこひなた困るだろう。困るだろうが全く否定する言葉を言わないんだよね。
この話はここからナツメが立ち直る話だろうけど、どうするのかと思ったらあのおっさんコンビが声をかけて来た。昔売り子してたナツメでしょと。覚えてるんだ凄いね。しかもこひなたから女優やってると聞いていた。挑戦し続ける姿勢が凄い。モーターサンズ出身者は打たれ強いからね。そう言うのと同じに、モーターサンズが試合に負けてファンは心が負けていない。
自分がオーディション会場に入った時に心が負けてたのかもしれない、それはあの引退した椿が言っていたのと同じ。あの椿、今頃どうしてるんだろうね。多分ここでは描かないと思ったけど、まさか今回あんな形になるとは。
練習で柵越え連発のブライアン。そんな上々のブライアンにチームのみんなはお尻を叩いて試合でも頼むぞと言う。野球を見てないから知らないんだけど、そう言う習慣があるんだ。ただ、これを羨ましく見ていたのがデニス・ヤング。
自分の場合はみんな一歩引いた感じで言って来る。そりゃ最初は日本に来た時は腰掛けだと言う雰囲気を出していたが、ルリコと言う女神を発見して、そしてチームの良さも知って当面日本に居る気持ちになってる。なのに、と。
ブライアンは思った。インタビューの時、君は監督の方を向いて目を合わせてないだろと。
そしてここにもう一人、目を合わさない子が居た。ルリコが村田にビールを渡す時、いつもと全然違う。目を逸らす。あれ?と思ったが、ああそうか、前回のアレか。財布を渡す時に思わず「ムラタさん」って言ったからか。
でもそんな事情を知らない村田が困ってるじゃないか。
助っ人外国人の孤独かと思っていたヤングだが、それならそれで自分がこのチームをCSに連れて行くのだと強烈な打球を放って、それはスタンドの方へ。
え?それルリコのお尻に当たったの?(コマ送りしたけど直撃カット無かったな)
いたーい程度じゃないのでは。
チームに迎えられたヤング、いつもと違って日本語で「どうもありがとうございます」ですっかり打ち解けた。
ヤングはホームランボールが当たった売り子に謝りたいと思っていたのでスタッフが連れて来た。でもそれはルリコ。自分は女神に当ててしまったのかと思ったが、ルリコはあのホームランでチームが勝って、ヤングがみんなに迎えられたのをお尻を叩いて喜んでくれていたのだ。
色々良かったな、ヤング。
コジロー、子供が出来たって言っていたが、マスコミはもうそれを聞きつけていた。そして親族やチームの人以外で誰かにこれを言いたい人は居るかと問われた。
その伝えたい相手はTTコンビの椿だった。誰も居ない所として会議室みたいな控室に入って行く。椿はモーターサンズを引退した後、アメリカの独立リーグに行って、それも3年前にやめていた。なんだかカットが暗いんだけど、大丈夫なのか。ただ、今の仕事はプライドを持ってやってると言うのだ。
そしてやっと子供の事を話そうとした所に人が入って来た。入って来た二人は隣の部屋に行くから大丈夫と出て行った。だが、その二人の声が椿の電話から聞こえて来る。え?何それ。椿は電話を切ってしまった。
慌てて部屋の外に出たコジロー、隣の部屋から出て来たのはさっきの二人(片方は着ぐるみ(NYAO)になってるけど)。じゃあ椿は未だ部屋に居る筈。急いで部屋に入ったコジローが見たものは。
えーーーーーーーーーー。そうだったのか!
あのコジローにアドバイスしてくれたサン四郎。そりゃ中の人は只者ではないとは思ったが。コジローがサン四郎は椿なのかと言っても、正体は明かさない。でもこれでもう十分分かるよ。
こんなイイ話になるとはなあ。
そして特殊EDじゃないか。高校時代どころか椿が独立リーグに居た時の場面まで。