ボールパークでつかまえて!・第8話
モーターサンズスタジアムはドームではないので天候によっては強風が吹く。当然野球のプレイにも影響あるだろう。獅子尾に無理するな怪我するなと言ってたのでこれはその話かなと思ったけど、そっちじゃなかった。
ルリコ、風が強いからいつもと違う入れ方と言う。これは飲まない私でも予想出来た。泡が飛ばない様にだろう。ただ事件はルリコが村田の所へ行った時に起きる。ああ風か。期待どおりに風でスカートがめくれた。でもこれってテニスみたいにスコートなんじゃないの?
ルリコが気にして見えた?と言うと村田が見えた見えたとやけに強調する。見えたのはコジローのホームラン。丁度ルリコの影になりそうだったけど見えたと言うのだ。なんだか無理がある言い方。ルリコ、スパッツの方じゃないのかよと言いながらまたもビールの押し売り。でもこれに村田が気づく。風が強いから泡を減らしてるんだと。分かってくれる人間がここに居た。やりがいあるわー。
見えて無くて良かったと思うルリコだけど、当然村田は見えていたのだ。
ルリコとこころとアオナ、今日は休日。なので仕事抜きでモーターサンズスタジアムに観戦に来た。
トイレ帰り、ルリコが村田を発見。普段着の自分を認識して貰おうと行ったり来たりするのだが、これは気づかなくても仕方ないのでは。サングラスしてるし。
そして別の日、ルリコは怒りながら普段から売り子の顔の区別がついてないんでしょうと村田に絡む。でも村田は気がついた。今日のルリコは髪に飾りがある。分かって貰う為に目印としてつけたルリコだが、いざ村田にバレると赤くなる。
ネットニュースにご用心と言うサブタイな上に怪しいと影が忍び寄ってるとかナレーションが入るのでページビュー稼ぎのネットニュースが捏造記事でも書くのかなと思った。と思ったら、中泉が記者の飯島と言う人をアオナの所に連れて来た。記事にするので今日少しの間つきあって欲しいと。教員採用試験の面接で頭が結構いっぱいそうだけど大丈夫かなと思ったが、これが良かったのか。
実は飯島、編集長からこないだの記事もPV悪いから捏造してでも記事を書けと言われて来たのだ。ニヤリって顔するけど、この作品は結果的に悪い人は出ないと思うので最終的には良い方向になるだろうと信じて見ていた。
案の定飯島はアオナに誘導質問をする。売上悪いとシフト減らされてバックヤードはギスギスしてるんじゃない?と聞くが、そんな事はない、ブルペンと同じ。成績悪くてもみんなで応援してくれる。
それではと嫌な客が居るのではと聞くと、そんな事はない、チームの成績が上がってるところだから作り笑いなんてしてる暇無い。そこにルリコが来たからこいつならボロ出しそうと客を転がすさしすせそやってるんじゃないと聞く。それ、水商売のさしすせそなんだっけ?しかしルリコ、ギャルのさしすせその事だなとそっちで答えた。
思う様な言質が取れない飯島、アオナに愚痴をこぼしたけど、アオナは球場に居るみんな楽しんでると言うので何故あんたはそんなに他人の良い点ばかり見てるのかとこぼす。それがアオナには響いた。あの教員採用試験の面接で何を言おうと思っていたけど、これなんだと。
すっかり沈んだ飯島に今度は母から電話。モーニングコールとかぶどうとか、色々面倒見てくれる母は飯島の記事もしっかり読んでくれていたのだ。こんな母に応えられなくてどうする飯島。
飯島は編集長に「売り子の強制労働」を「売り子の共生労働」の記事にしたいと電話した。ホラ最終的には良い方向に行くんだよ。それが良い。