日々は過ぎれど飯うまし・第6話
美味しく食べ続けていたらいつかはこんな日が来ると思っていた。毎度美味しく完食していたせいでまこは太ってしまった。買い物に行ったショッピングモールで試着したスカートが入らない。ここでやめておけば良かったのをみんなを誤魔化して買って帰って来てしまう。あれが入る様になる迄ダイエットしなくちゃ。
但し無理なダイエットをするとやつれた様子をみんなに気づかれる。正直に話したらなながこの近くにスポーツジムがあるから行こうとまこを誘う。さらには他人事として見ていたつつじだったのに、しのんとくれあを食文化研究部の部長と副部長に本人のことわりも無しに登録してしまったせいで、つつじもジムに行けと言われてしまう。
まこはランニングマシーンで走り込みを始めたが、止め方がが分からずに落ちてしまう。あれってあんな安全クリップので止めておけば大丈夫なの?
そんな訳で三人とも全然順調ではない。貧弱三銃士。
それでも何日か通ううちに慣れて来る。
汗をかいたら風呂へ。つつじが前々から気になっていたサウナに行ってみたいと言う。貧弱三銃士、サウナは初体験みたいで、加減とか分かるのかな。つつじがウロウロしながら我慢してたけど、あれ大丈夫なのか。
それでもヤバい状態にはならずにサウナと水風呂を繰り返して、多分かなり汗かいたのでは。
大分痩せたかもとまこはあのスカートをはいてみたら、ちゃんとはけます。それでも入学時の体重よりは未だ多いみたいでまだまだ精進は続く。
でもその姿はマズいのでは。そんな時にしのんが貰ったハンバーガーの割引券でみんなで行こうかと言う事になっていた。それは事務員さんからみんなで食べてる写真も欲しいと言われたから。逡巡するまこにつつじが「チートデイ」と言うのがあると連れて行った。
え?ハンバーガーショップってあんなに色々メニューがあるんだ。
今日まで頑張ったのでチートデイで発散しよう。今日だけは。
今日だけは?