忍者と殺し屋のふたりぐらし・第5話
このはがロボさとこに起こされた。OPで登場していたからいつか何らかの形でロボさとこは登場するだろうとは思っていたけど、突然登場した。そしてこのはがロボットだと気が付かない。
何があったかと言うと、前回の最後に登場したイヅツミマリンがさとこを攫って代わりにこのはの所にロボさとこを送り込んだのだ。マリンの設計が良くてさとこが出来る事は何でも出来る。だからこのはがニコニコ顔で食事をしていた。味噌汁でちょっと引っ掛かったけど。言いくるめられた。
ところでマリンがさとこを攫ったのは、このマリンも殺し屋だけど死体の後始末が下手くそなのだ。だから密かにこのはをライバル視していたが、最近このはの後始末がうまくなっていてランクがどんどん上がっていた。何故だ、何があったんだと調べたらそこにいたのがさとこだった。だからさとこを攫って自分の後始末をさせよう、そして一方でこのはは後始末が出来なくてまたランクが下がるが良いと言う寸法。
そうか、あのロボさとこが死体の始末が出来なかったらこのはだって気づくだろう、そう考えてさとこはこのはの仕事現場へ急行。このはがロボさとこにこの死体を始末しろと言うと、最初はどうしたらよいか分からない風のロボさとこは、目からビームで死体を蒸発させた。なんだ、進歩したじゃん、さとこ。
我慢出来なくなって飛び出すさとこだが、このはは見比べても分からない。
埒が明かないさとこは、今朝の味噌汁はどうだったか。自分の方が美味しく作れると言うとここで目が覚めるこのは。いや、そこかよ。
でも目が覚めてこのはがぶっ飛ばしたのはマリンと人間さとこだった。今度の味噌汁はナスの味噌汁です。
それからかれこれ一ヶ月。ロボさとこは、このはととてもうまく生活が出来ていた。とてもとても。味噌汁も美味しくなった。
そこに里の追手忍者がやって来た。人間さとこと違ってロボさとこは、強くて返り討ち。さらには山での仕事もこなし、しかも飛べるロボさとこはこのはをおぶって帰って来た。舞い落ちる落ち葉がこのはの頭に落ちるとそれを取ってあげるロボさとこは。おお、どんどんロボさとことこのはがうまく生活していく。
一緒に寝る程に。人間さとこはあんなに邪険にしてたのに。
一方で人間さとこはマリンとうまくやっていた。やってたが、マリンはこの中では一番まともで寂しそうなさとこを帰ってもいいぞと帰してやる。
でもその頃のこのははロボさとこに過去を話す程に仲が良くなっているのだ。なんだそのラヴラヴな雰囲気はと最後のガラスをぶち破るさとこ。
でもさとこの言葉にイラっと来たこのは、マリンとさとこを殺そうとしたが、窮地に陥ったさとこが取った手は、ロボさとこを木の葉に変えてしまう事だった。ロボさとこの木の葉があの時と同じ様にこのはの頭に落ちる。
これで何もかもうまく行ったと能天気だったのは人間さとこだけ。このはは何とも無いフリをしてるけどロボさとこが作ったあの大量の味噌汁を飲むし、マリンだって涙していた。