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完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる・第8話

ジルトニアではミアが苦労していた。以前より魔物からの防衛戦はマシになったとは言ってもそれ以上に魔物の出現が増えて困難を極めていた。フィリアの先代の聖女のヒルデガルド、生きてたのか。引退したヒルデガルドも結界を張る手伝いに入っていた。そして兵士は第一王子派に変わったので以前の様なミアが護衛兵士を守ると言う苦労は無くなっていた。
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フィリアの方にはクラムー教会が送った退魔師のエルザが接触していた。アスモデウスが出現したら狙うのは聖女フィリア、あなただと。やはり歴代最高が邪魔なのだろうか。

ジルトニアの国防会議が開かれる。形ばかりの会議に憂鬱だった。先にフェルナンド王子にまた会いに行こうかと思っていたがその前にピルツ公爵が立ちふさがる。どこへ?こちらは会議場ではないですよ。最近フェルナンド王子によく会ってるみたいだがと。ミアの返事はよく出来ていて、婚約者の家族が病気だから行ってるけど、いつも門前払いなんですと言うとピルツ公爵はニヤリ。

国防会議にフェルナンド王子がやって来た。ユリウス王子が狼狽。フェルナンド王子、王位継承者として頑張るのだと。これは煽っていたのだ。何故パルナコルタの騎士団を国境で足止めしてるのか。ユリウスはあれはこちらの弱みにつけこんで侵略に来た筈だと言うが、フェルナンドは魔物にやられそうな国を取ってどうするのかと反論。やるなフェルナンドと思ったミアだが、フェルナンドが無理をしてるのを察知した。

これに対するユリウスの反論がぶっ飛んでいて、全てはフィリアが悪い、返還要求を突っぱねて帰って来ないのはパルナコルタに寝返ったからだ。反逆罪で捕まえよう。あまりの事に宇宙猫になってしまったミア。
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挙句の果てにフィリアが悪いのだからアデナウアー公爵の全財産を没収しよう、会議は以上だと無理矢理終わらせる。

さて、ボルメルン王国ではグレイスがフィリアの依頼を受けてグレイスの姉達に協力を求めていた。求めていたが長女のエミリーが怒る。あのフィリアのおこぼれに預かれというのかと。エミリー、歴代最高に嫉妬して勝手にライバル視していたのだ。ただ、悪気は持っていなかったので、他の妹たちから説得されてこの話に乗る。

なんだかんだ言って了解してくれたので古代術式を覚えて欲しい、フィリアの書いた解説書があるから試してと出したら、流石のエミリー読んで試したらただちに発動出来た。こんなのフィリアから貰いすぎで黙っていられないとエミリーは全力で協力する事にする。

ユリウスが動いた。挑発に乗ってすぐに動き出したが、その動きはアデナウアー公爵に決起の為のパーティーを開かせると言うものだった。何考えてるんだ。

ミアの所に懺悔に来た男が居た。あのピルツ公爵の息子。何しに来たのか。

アデナウアー家にヒルデガルドがやって来た。怒るゲオルグに今日はミアに話があって来たと言うので、話をしたらとっとと帰れと二人に話をさせるのを許した。ヒルデガルド、驚くべき事を話し出す。ミアに自分の養子となれと言う。いづれアデナウアー家は破滅する。ヒルデガルド曰く、あなたの両親だって私の娘を奪ったのだから。

話は遡る。まだヒルデガルドもゲオルグも子供だった頃。母は聖女になるヒルデガルドばかり構うので嫉妬したゲオルグがヒルデガルドの悪評をばら撒く。そうやってアデナウアー家から追い出した。しかしゲオルグは結婚したものの、女の子が生まれない。聖女を出す家系なのに女児が居ない。それで別に結婚して女児=フィリアの居たヒルデガルドから奪って行く。ヒルデガルドが出来る事と言えば、フィリアが自活出来る程強い聖女になる事。

この話をミアに話したのはゲオルグへの復讐。
それは成功してしまった。
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復讐相手の娘をどうして養子にするのか。フィリアがヒルデガルドにミアを心配する気持ちが溢れた手紙が来たから。こんなのミアは泣くしかないじゃないか。

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