mono・第5話
春乃が単行本作業も完了して前回買って来たワインをスーパーで買っておいたお高い生ハムで飲もうとした。PSDファイルで入稿するんだ、やはり。これが消える悲劇が起きるのか?と思ったら、生ハムが消える悲劇だった。でもそれを食べながら華子は言う。スーパーで買った生ハムで良いのか。もっとちゃんと出かけて買うべきではないのか。と言う事で生ハムを買いに行く事に。
店であれもこれもと物色する春乃に、皆は春乃ならぬハム乃と名付ける。これ、後で計算してるけど、一箇所で千円ちょっとはまあ良い。でもそれが積もり積もって二万円超は買いすぎ。
清里に行くならと、桜子は駅前の廃墟をご所望。うん、私も清里と言うと駅前の廃墟を見てみたい。シネフォト部のみんなはもとより春乃も若いから清里駅前がブイブイ言わせていた時期を見てないんだ。あの当時の清里は凄かったな。私が行ける世界じゃないと思って見ていた。
次はスキー場のリフトを使って夏は眺めの良いスポットとしてる場所へ。どこのスキー場?サンメドウズ清里スキー場ってやつかな。サイトを見たらパノラマエリアと言うのがあった。え?片道2,000円超するの?(多分往復かな)
東京から楽に行ける観光地はどこも混む。ちゃっかり楽しめたのはたいしょうだけだった。
華子が動画ネタとして春乃の仕事ぶりをカムでずっと撮りたいと言う。アンのカメラも動員。最初はカメラを意識して原稿の作業に励む春乃だが、すぐに酒を飲んでぐうたらしてしまった。子供達がやって来て遊んでもそのまま。
しかし部屋の片隅に長い髪の女の子が立ってるのが写ってる。やばい、霊かも。これ、近所の子供が写ってるだけと言うオチになるのかと思ったら、ホラー漫画家の玄熊虎代まで巻き込んだ心霊ネタになった。
早速やって来たクロクマが部屋に入るなり、ウッとする。酒臭いネタかと思ったら食べ過ぎかい。そしてクロクマ曰く、マジで赤いワンピースの女の子が春乃の上に乗ってる。その霊曰く去るトンネルで憑いて来てしまった。そんな所に行った記憶は....あるある、夜叉神峠に行ったよね。
このままだとどちらにも良くないので、特に春乃の単行本が出るのに売れなかったら大変なので夜叉神峠に返しに行く事にした。クロクマの車で夜叉神峠の入口迄行ってバスに乗り、お帰り下さいと祈ったら目出度く離れた。でも帰りのバスでまた憑いて来たので、春乃だけバスで伊那側に行って電車で帰る事になった。6時間かけて。