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完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる・第6話

フィリアからの連絡で魔界が近づいて来ていると知らされて、このままではジルトニアが大変な事になるとミアはユリウスに対処を要請したものの、ユリウスは全く乗り気にならない。あまつさえ姉のフィリアと同じ様に聖女が政治に口出しをするなと突き放す。

このユリウスに国王が掣肘に行ったものの、この国王はやはり体調がすぐれずそのまままた引っ込んでしまう。フィリアが処方した薬があった頃はもっと元気だった筈ではと聞いたら、薬は切れて処方も無くしてしまったと言うのだ。まさか国王を除く為にそんな事をしたのかと疑うミア。

だったら事の重大さを実際に魔物の出現している場所にユリウスを連れて行って危機感を持って貰おうと現場に連れ出す。ところが魔物がウヨウヨする恐ろしい現場にユリウスはお腹が痛くなったから先に帰ると言い出した。しかし、魔物は沢山居るのだ。これを見たユリウスがミアを盾にして隠れようとする。挙げ句にそれでもミアは笑って魔物の退治をしておればよい、女が口出しするな、フィリアみたいにと言い出した。そうだ、パルナコルタからフィリアを取り戻そう、あいつが居なくなったのが悪いのだとか言い出す。お前、一体なにを言ってるんだ。こいつには何を言ってももうダメだと見放すミア。
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さて、不思議な二人連れ。どうも片方は上級魔族。マモンと言うらしい。それを使役してるのはクラムー教会の退魔師のエルザ・ノーティス。教会は事態が悪化してるのを察知した様だ。

王都に戻ってからのユリウス、相変わらず僕は悪くない、自分は昔から神童と言われた男だ。それをフィリアが蔑ろにした。そう愚痴をこぼしていた所にピルツ公爵がやって来る。フィリアに目に物見せる方法がある。城の地下にフィリアの力を封じた指輪がある。それを使えば良い。これ、どうも悪魔か何かを封印してる魔道具なのでは?そしてユリウスの所を退出したピルツ、どうも何かに憑かれていたみたいだった。
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ジルトニアがフィリアの返還を求めて来たのは当然フィリアにも知らせる。フィリアとしてはミアに提案した方法が受け入れられなかったのだろうと理解した。手に負えないから自分を返せと言って来た。困った顔のフィリアにオスヴァルトは、ジルトニアが魔物に手こずっているのなら我がパルナコルタ騎士団を送ろうと言ってくれた。自分だけで悩まずに頼ってくれと。

ヒマリからミアの様子が知らされた。あの国王の為に処方した薬のその処方がわざと破棄されてしまったらしい。そこまではみんなに教えたが、その先でミアは首謀者はユリウスだろうと書いてきたのだ。取り敢えずフィリアはミアに次に連絡する時に新しい薬の処方を送ると言う。改良したので病が快癒する可能性があると言う。

処方が送られて来ると聞いたミアだが、ミアはジルトニアでどうするか悩んでいた。全ての現況はユリウスだがまさか暗殺するか?でもそれはフィリアが目指した聖女とは違うではないか。

それはもっと以前の話。ロクにフィリアと話をした事がなかった頃、街に出たミアは回り道をして行こうとした時に魔物に襲われそうになる。それを救ったのがフィリアだった。誰にも別け隔てなく救ってくれるのがフィリア。そのフィリアが目指した聖女を私怨でユリウスを葬るなど汚してしまう事になる。

そうではなく、聖女として護国の為にユリウスの企みを暴く、それが第29代聖女ミア・アデナウアーのやり方だ。
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国王が元気になるまでの国政を任せられる人を探そう。
それは逼塞しているフェルナンド第一王子では。

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