ロックは淑女の嗜みでして・第1話
冒頭でドラム演奏と亡き王女のためのパヴァーヌが流れているなと思ったら、みんなから憧れられているお嬢様の鈴ノ宮りりさが先日たまたま知ったこの曲の名前を出して私はこれが好きですわと言う。実はりりさはつい最近迄庶民で、母が大不動産王と再婚したのでお嬢様となってこの桜心女学園に転入したのだ。クラシックの知識などほとんど無し。そして勉強の方は努力して上位に入っていた。そんな感じでりりさは必死にお嬢様を演じ、この学校の高潔な乙女(ノーブル・メイデン)の称号を得ようとしていた。
ところがりりさ以上に学園の乙女一位の座にある黒鉄音羽とすれ違う時にぶつかって、その時にギターのピックを拾った事で話がタイトルの方向へ向かう。
これは音羽のものではないかと後を追ったりりさは使われていない旧校舎で音羽がドラムを叩いているのを聴く。やはりこのピックは音羽のかと渡したら、一緒に曲をやってみましょうと言われる。ここで巻き込まれてはと思ったりりさが断ったものの、なーんだ下手なのですねと言われてカッとしたりりさはギターを合わせる。
どうよ!と思ったりりさだったが、音羽はぬるいぬるすぎる、そんなギターやめちまえと言い捨てて出て行くのだ。
りりさの昔の生活が気になるね。

