アラフォー男の異世界通販・第13話・最終回
やっと国王に謁見出来る日が来たが、いきなり王国の魔導師と戦えと言われてしまう。貴族達の見世物にされたのだ。
問答無用で王国魔導師のメリッサはレッサードラゴンを召喚し、それと戦う事になった。ケンイチは小松のパワーショベルを召喚し、ミャレーやニャメナ達も戦うが、流石にレッサードラゴンだとパワーショベルの一撃ではこたえない。それにレッサードラゴンは火球を吐き出す。
相当不利ではと思ったが、ここでアネモネが勉強してきた魔法が役に立った。ハイプロテクションで火球を逸らして外に向ける。ここからアネモネがエクスプロージョンやファイアーボールを撃つものの、アネモネの魔法はまだそんなに強くないのかエクスプロージョンでもレッサードラゴンは無事。
しかしミャレーとニャメナがレッサードラゴンの目を射ったおかげでレッサードラゴンの動きがやみくもになり、アネモネのゴーレム魔法攻撃も効いて最後にはパワーショベルで倒す事が出来た。
ただ、ここでケンイチが怒る。アネモネがすっかり消耗してしまっていた。大切な家族がこんな目に遭ったのでこの王宮を破壊するのもさる事ながら王国を傾けてやると。言い過ぎたかなと思ったが、プリムラやアネモネ達はケンイチを支持してくれた。
この事態は流石にまずいとリリスがとりなしに入る。王国を敵に回してはこの先大変だろう。どうだわれの物にならぬかと。速攻でお断り。
まあ仕方ない。では何か凄い物を貢いでみよ。行っておくが宝飾の類は見慣れているからなと言われて、逆にケンイチはそれで行こうと思ったが、何が良いか。プリムラがケンイチの品はどれも粒揃いなのが凄いと教えてくれたので、なるほど、粒揃いなら真珠の首飾りだ。通販でよく見るやつ。これだけの大きさの粒を揃えるのは凄いんですと宣伝してくれてるおかげで大粒揃いの首飾りがリリスにとって驚愕であるのは分かった。
でもそれを見て収まらないのが王妃アマランサス。リリスにプレゼントして私にはないのかと。仕方ないのでケンイチはアマランサスにも真珠の首飾りをプレゼント。代わりに王妃の部屋の鍵をやろうと言うが、いや、王様の面前でそれはどうなのよ。
このアマランサス、最初に会った時の眼力のとおりに深謀遠慮も出来て、あの戦いの騒動で反王室派の貴族が巻き込まれたかもなとか言う。
ケンイチはさらにあの湖の周辺の土地を封建されて一代限りの男爵位も貰った。はれて領地に向かってこれからやっと本当のスローライフ?最後に落雷まであったんですが。

