ボールパークでつかまえて!・第5話
Aパートのサブタイと提供絵が気になったけど、そう言う事か。
会社の事を忘れてボールパークで気持ちをリフレッシュしようと思った村田だったが、隣から声をかけられてそちらを見たら会社の同僚で新入社員の清水ほたる。あーあ、会社の事を忘れようと思ったのに。
でもほたるは根っからのモーターサンズのファンで会社に置きユニフォームでしていたのだ。まあそれならいいんじゃないですかね。同僚以前に同じモーターサンズファン。
ただここで一緒にビールを注文すると自分の常連さんと言う認識だった村田が女の子を連れて来てるのを見たルリコがこいつ彼女居るの?と言う気分になって張り合おうとした。でも野球の事はあまり知らないルリコよりほたるの方が断然に上で、張り合うの失敗。
村田の彼女疑惑は弁当屋の山田にまで及んだ。村田が唐揚げ弁当を買った隣でほたるが買うので私の王子の何なんだ、その「足を出してるそやつは」と。相変わらず足にこだわってるな。
その後、お釣りを渡し忘れた山田が追うと(いやそのでかいボールパークで見つかるんかい)ルリコがビールを村田にたっぷり売った所だった。何、山田的にはグッジョブなの?
モーターサンズスタジアムでは選手の名前を冠した、その選手に因んだ弁当を発売していた。好評らしいけど、でもこう言うのって当然売上に差が出る。
そこへ素性を隠したコジローの妻のユキがやって来た。獅子尾に比べてコジローの弁当は未だ沢山余ってる。ここは当然夫のコジロー応援で一つ買って隣の三井より一個少なくした。
これで満足、と思ったら次にやって来た近藤キサが三井弁当を二個買ってしまったのでもう二個買う事に。何を隠そうキサは三井の彼女だったのだ。お互い、無理するな。
でも無理して食べて完売させてしまい、本当のファンに行き渡らない状況になりそうだった。
今日は雨。モーターサンズは雨にも負けずリーグ首位にリードしていた。こんな中でもルリコはそのままの格好で売り子なのか。そしてそのままの格好なので一時間かけたメイクが一瞬にして消えてしまった。
村田を見つけてルリコが向かったものの、まじまじと見られてメイクが無いいつもと違う顔を見られてしまったと思う。
雨は容赦無く振り続ける。モーターサンズは気合が入っていたけど、審判団が集まって雨が続くので一度試合中断。折角流れが来ていたのに。
雨で帰る客も居る中、新登場の袖ケ浦恵とその父コウキが観戦に来ていた。恵が最悪だと思っていたが、どう言う経緯で中学女子が野球観戦に来たんだろうね。雨とかタヒねと呟く恵にルリコがわっかるーと声をかけた。ルリコ、当然野球の事がよく分からなくてシートが何故かけられているのか知らなかった。土が出てる部分がぬかるまない様にかけてるのだそうだ。知らなかった。
この雨でも応援団が応援曲を演奏してる。雨でも楽器大丈夫なんだろうか。これで恵が何か浮かんだみたいだ。恵の事情、何かあるよね。
でもルリコの反応のおかげでそれが払拭出来たらしい。こんな雨でもみんなが頑張ってる。そんな様子がルリコのいつもと違う顔。
雨でも諦めないみんなに女神が微笑んだ。
降りしきる雨を割いて青空が顔を出す。盛り上がるモーターサンズの一同。
あ、そう言えば最近では珍しい屋外球場なんだね。