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花は咲く、修羅の如く・第5話

吉祥寺先生から新入部員の一年生にNコンの説明。多分夏江と冬賀はもう知ってる事だろうけど。前回まで「大会」と「Nコン」は別物かと思っていたが、違った。確かにそう大きなジャンルでないのに二種類競技大会があるのは大変だ。先ずは京都大会。エントリーは今月末。もう!
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以前から言われていたけど個人はアナウンスと朗読の二部門。他に作品参加と言うジャンルがあるらしい。エントリーの二週間後には当日読む原稿を添えて出さなければならない。アナウンスは当然自分で原稿を書くのだろうが、朗読と言っても課題図書のどの部分を読むのかとかで原稿を出さなければならない。

花奈、好きな物を選ぶと言う事で悩んでいた。その帰り道に猫井が追いついて来て夏江はどう?と聞いて来た。第二中で一緒だったと言うのだ。ここが相変わらずWikipediaとズレてる。Wikipediaだと夏江は第三中。公式サイトには何も書かれていなくてWikipediaの単なる間違いなのかどうか分からない。え?原作読め?

花奈は「青い春を数えて」に気持ちが向いていた。瑞希からもその短編集の中には放送部の話もあると言うのだ。おや、武田綾乃さんひょっとしてその放送部の話を膨らませて花修羅の原作にしたんでしょうか。

読み進めるうちに花奈は「青い春を数えて」が良いなと思った。これだ。

翌日の登校時、猫井が夏江を見つけて追いかけた。夏江、いつも通りそっけないけど、そこに猫井が地雷を踏む。みさっきー(?)が夏江の事を気にしてたよと。でも夏江はその子の話をするなと言うのだ。なのに猫井は続けてみさっきーは夏江が朗読続けてれば良いのにと言ったので怒る。

でも怒った矛先が花奈へ。その「青い春を数えて」で大会に出るつもりじゃないでしょうね。私はその本が大嫌い。いや、そんな事、知った事か。ただそれだけでなく夏江は花奈が勝ちたいのなら「変身」にしろ、勝ちたいのなら私に従え。流石に猫井でも「従え」って何だと思った。

花奈も何故夏江は自分にキツイのだろうと思った。その日の帰り、夏江が傘を忘れて行ったと見て花奈は追いかけたけど、確か登校時に夏江は長い傘を持っていた。だから折りたたみが置き傘と言うのは分かった。でもこれで花奈が夏江と面と向かって話が出来る。

自分は「青い春を数えて」を読みたいと言う。夏江は好きだから選んだだけだろうと言う。花奈としては先輩達も好きな物を選んでると反論するものの、夏江の評価はキツイ。生ぬるい結果で満足してる人の意見を聞いてどうする。これに花奈がさらに反論。先輩達を悪く言わないで。そして夏江の痛いと思われる部分を突く。本当は朗読をしたいのに我慢してるのではないか。

こう言われて夏江ははっきり自分の意見を言い出した。自分は「負ける私が大嫌い」。ここが発端だったんだな。あとでもっと詳しい話が出るけど。

びしょ濡れで部室に戻るからみんなから夏江と何かあったのか問われる。ここで秋山が分析結果を解説。花奈と冬賀は好きな物がはっきりしていてそれを重視する。でも夏江と、そして自分秋山は努力には結果がもたらされなければならないと思っている。だから結果が得られる物を選ぶ。

ただ冬賀は秋山の意見が納得出来ない。じゃあ何故秋山は部活に入ったんだ。この辺、秋山にも何かあるみたい。

それでも夏江と友達になりたいと言う花奈はこの後も夏江に纏わりつく。夏江曰く、花奈には必然性が無い。必然性を強調するけど、それって自分の意志による選択が出来てないと言う事では。向き合って欲しいならそれだけの価値を見せろと言う夏江。

ただ、花奈が前向きなのだ。それって読みがうまくなったら仲良くなってくれると言う意味だ。
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今回、花奈が凄い前向きな子だと分かった。

そんな花奈に瑞希が吉祥寺先生が作ってくれた原稿を渡してこれで勉強しろ。へー、そんな原稿があるんだ。ともあれこれで懸命に勉強する花奈。

そして或日の下校の時、花奈は夏江を呼び止めて朗読を始めた。これには夏江が引き込まれた。花奈がこんなに成長している。

帰り道、花奈がまた夏江の後をついていく。朗読に真面目に取り組んでるのを見せたかった。ここでやっと夏江が苛つく原因を話してくれた。

中学の時、幼馴染だった「みさっきー」が夏江にくっついて放送部に入った。いつも彼女は夏江って凄いねーと言っていたのに二年の時にNコンの朗読部門で全国に行ったのは彼女の方だった。彼女はまぐれだと言うがそれが尚更腹立たしい。これだ「負ける自分が嫌い」と言う夏江の発端は。そして花奈は彼女と似てると言うのだ。

ただ、夏江は花奈を認めてくれた。
これで友達だよね。
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本当、予想外に花奈って前向きな子だった。

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