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メダリスト・第4話

中学迄はやらせてあげると言う母に、その先も続けられる様に説得する為、名港杯に出場する事にしたいのり。しかし同じ初級にはそのクラスで優勝して結果を出そうとしているミケも居た。ミケはダブルサルコウ(相変わらずどんなものか私は理解してない)を成功出来ると言う武器を持ってる。あれに勝つにはと考えた司がいのりにやらせたのはフライングシットスピン(これも分からない。どうもスピンしてる状態で軸足を挙げて飛んだ感じになるみたい)。いのりはこれに成功し、この組み立てなら勝てる。

そして迎えた大会当日。いのりを起こしたのは今迄何度もスケートの話で出ていた姉の実叶(みか)。随分歳が離れて、そしてあの過去を引きずってない様に見える。いのりの為にカナダから帰って来たと?

いのりはそんな姉の様になりたいと思っていたのだ。
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今回のいのりの為に母が縫ってくれた衣装がよく出来ている。久しぶりではあるが、実叶の時の経験があるので大丈夫。ただ夜なべしたからちょっと眠るので、父が送ってくれる。あの母だったから、いのりの家庭が暗い様にイメージしてたけど、全然そんな事はなくて明るい家庭じゃないか。

会場に着いて姉と別れて一人になったら緊張感が出て来る。司がリラックスさせ様とするのだが。どれだけ効いてるのか。

いのりは第二グループの最後。ミケは最終グループ。第二グループの練習の時間となる。練習自体も審査員からちゃんと出来ているのか見られるらしい。練習もか。そしてリンクに出たいのりにクラスメイトからの声援が飛ぶ。この予想外の事に少し気持ちが揺らいだのか、いのりは転倒。その後何をしても転倒。悪い方向に歯車が回ってしまった。これ、一体何を以て克服するのだろうかと思った。

いのりの転倒を見て、あの母が居ても立っても居られなくなる。司に話があると言って呼び出し、演技の組み立てを見直せと要求した。だって悉く失敗してるではないか。その様子を陰からいのりが聞いていた。

中学迄なんだから無理しないで楽しくやらせて欲しい。司はそれをどうにかしたいから大会に出したんだとは言えない。

そんな時だった。通りすがりの子供がいのりの姿を見て自分もスケートを習いたいなあと言うのだ。それは自分が姉に対して思った事ではないか。今は自分がそう思われている立場なのだ。
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これでいのりが気持ちを振り絞って母に言う。やらせて欲しいと。選手としてメダリストになりたい。母に自分だって出来る事があるのだと見せたい。

そんないのりに司が言う。転んだっていい。転んでも平気な顔をして立ち上がれば良い。君をメダリストとして連れて行くのが自分の役目だから。好きな様にやって来い。

そうして始まる本番の演技。木星に合わせて滑り出すいのりだが、最初の場面で転倒。母はほら見た事かと思ったけど、いのりには司の呪文が通じていた。転んだって良いんだ。好きな様に滑って演技すれば良いのだ。転んだのに笑顔を見せてるいのりに母がやっと気づき始める。

そして次の場面からは次々といのりは演技を決めて行く。これで愈々乗り出した。そして司と瞳がここが決め手だと思っていたダブルサルコウを決めて、よし!と思ったその先でいのりは未だ最後の決め手を繰り出す(あれ、なんて技?聞き取れない)。あんなの教えたのか?一回だけやったけど。これを決めていのりはフィニッシュ。
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これでとうとう母の考えが変わる。今までずっと出来ないから仕方ない、出来ないならやらなくて良いといのりを決めつけていた自分が間違っていた。これからは全力でいのりにスケートをやらせようと。ここで大転換が来るとは。

司の計算ではダブルサルコウを入れての合計点で勝てるかもと言うのが、最初に転倒した事でそこが加点されず、そのままだと届かないかもしれない場面で最後にまた加点。結局12.64点でこの時点でいのりが1位となる。さあ次回、ミケの番だぞ。

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