クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。・第1話
スタートはタイトルどおりではあるが、あれは大嫌いと言うよりは本編でも言っていた様に大の苦手な女子ではなかろうか。
北条才人のやる事なす事にいちいち突っかかって罵詈雑言を浴びせて来る桜森朱音。まあ高校生だとそんな相手に対してムカつく反応をするのは全く不思議ではない。なので才人の方はこの時点ではただ単に反作用を示しているだけに見える。
一方で朱音だ。本当に嫌いな相手だったらいちいち文句は言わないと思う。本当に嫌いなら先ずは完全無視。そうでなければ憎悪した反応を示す。あそこまで逐一責めないと思う。なので根底には才人への何かがあるのではないか。初回では完全に嫌いだみたいな態度だが。
それがタイトルどおりの事になる理由は才人の祖父と朱音の祖母のせいだった。結婚年齢が今ってどうなったんだっけ?と思ったらごく最近変わった。昔は女性は親の同意で16歳からだったのが令和4年4月1日の改正民法施行で両方18歳になってた。つまりこの二人は高校三年生か。そして才人も言っていたが日本国憲法によって婚姻は両性の合意のみに基づいて成立するので、祖父や祖母が強制しても成立しない。
ここでからくり登場。未だ語られていないが才人には将来何かやりたい事があるらしい。これは従妹の糸青との会話で出て来る。
その為には北条グループの力が必要で、才人がうんと言わないと祖父天竜は北条グループは犬に継がせると言うのだ。それって法律的に出来たっけ?出来ても誰かがその代理行為をしたら北条グループは存続するのでは。だってグループ企業の従業員が黙っていないだろ。それよりも勘当だの方が理に適う。
一方で朱音の方。これは祖母千代が耳打ちで言ったので全く理由が分からない。
仕方なく二人は同意した。その結果、この二人の老人の剛腕で婚姻届も出されたし家も用意され、荷物もとっくに運ばれた。すげーな、二人に挨拶に行ってる隙に荷造りして引っ越しとか。
しかしベッドは一つしかない。床に寝たりソファーで寝るの禁止と言われる。なので仕方なく一緒に寝ると、いかに嫌い/苦手な相手とは言っても意識してしまうのだ。
ここで私が良い事を提案しましょう。一つの物を二人で使う場合にタイムシェアリングと言う方法がある。本当に嫌なら、片方が寝る時に片方が食事や勉強をする、そしてそれを入れ替える。流石に一日交代でそれを入れ替えるとか一週間で入れ替えるとかは身体のリズムに負担があるので一ヶ月交代でそれをやればヨシ!
ところで朱音の友人の石倉陽鞠が朱音との電話で私には好きな人が居ると言っていた。ここ迄の登場人物がとても少ないので可能性としてそれが才人であるかもしれない。その方が話が膨らむし。で、従兄妹も結婚出来るので糸青も参戦可能だぞ。
そして何度も登場する浜崎黒目橋。
ここって「恋は双子で割り切れない」で登場した溝沼池田橋の少し下流。
ふたきれと舞台がほぼ同じ場所だったか。