« 花は咲く、修羅の如く・第3話 | Start | アラフォー男の異世界通販・第3話 »

天久鷹央の推理カルテ・第4話

冒頭で蘆屋炎蔵とか出て電気ストーブからの火災みたいな場面があった。
そして鷹央先生、室田教授の所に呼ばれる。蘆屋道満の呪いの謎を解いて欲しい。私が蘆屋道満を知ったのは東京レイヴンズだったな。あの作品は面白かった。

日本史学の室田教授、酸素吸入器を使って咳き込んでいたが、いやそれでいてそのタバコの吸殻は何?あとで鷹央に言われるけど自業自得ではないのか。

室田家にあった古文書から蘆屋炎蔵の子孫が関東に落ち延びて現代迄続いていると言うのが分かった。そしてそこに炎蔵の墓があると言うのが分かり、三週間前そこの調査に赴いた。

そこには僧体のミイラがあった。これは炎蔵に違いない。
参考資料

墓を荒らした者は炎蔵に呪われるとの言い伝え。これは興味深い。鷹央はそう思うけど、実際に身体に降り掛かった室田教授の方はそう前向きに考えられない。二週間前から咳が酷くなりそれ以来酸素吸入もしており微熱も続いている。それ墓に入った事による細菌か真菌の感染症では?と思った。

室田教授、処方された薬を飲んでるが良くならず酷くなるばかりだと言う。それってもう回復出来ない程病状が進行してるだけでは?あとで薬の処方が良くなかったのが分かるけど。

同じく体調を崩した研究者が他にも居た。一緒に墓に入った碇教授も身体を壊してしまった。こっちは重篤で幻聴が聞こえている。それで外に出ないとか、人文科学系の教授はもうちょっと科学的に考える頭が無いのか。それは幻聴だ。ただ、生物学の話は分かるけど医学の方は詳しくないから、感染症による幻聴って何だろう。

と、ここで鷹央先生の医学的推論。碇教授は何か持病があったのではないか。倉本によると潰瘍性大腸炎を患っていると言う。なるほど、なれば免疫抑制剤を服用してるな。免疫抑制剤を服用してると感染症に対する抵抗力が下がる。こっちも墓で感染したのだろう。

幻聴が起きてるとあっては座視出来ない。と言う事で鷹央は先ず炎蔵の墓へ向かう。出迎えたのは蘆屋家当主雄太だと言う若者。勝手に人の土地に入るな。まあそれはごもっともな話だが、その若者の母から許可は貰っているとの事だ。

さてこの雄太、声に石田彰さんがあてがわれているし、登場時に身体をボリボリ掻いてるので彼は彼で今後何かありそうだ。この場では鷹央に暴力をふるったせいで怒った小鳥遊にぶちのめされるが。
参考資料

さて炎蔵の墓。小鳥遊に墓石を開けさせて中のミイラや壁面を削って切片を顕微鏡で観察。この程度の顕微鏡で見えるのなら真菌だな。

原因を掴んだ鷹央は碇の家に今から行くと言い出した。「あいつ」を連れて。誰だあいつ。まあ後で分かる訳だけど。

碇の家に行って籠もってる碇教授に出て来いと言うが呪いだと言って立てこもっている。このままだと死ぬぞと鷹央が言うので奥さんも倉本も驚いて何とか入院させてと言うものの、本人の同意無しで強行措置は出来ない。但し例外はある。

と言う事で「あいつ」墨田精神科医ご登場。精神科医の診断で本人の判断能力に問題があると診断され家族の同意があれば強行措置がとれる。墨田さん、鷹央に連れて来られておかんむりではあったが、目の前の患者を見て精神的に問題ありと診断を下した。あとは小鳥遊にドアを破壊させて中へ。

抱き上げた時に医師が診たら分かる。
参考資料
項部硬直が起きている。これは髄膜炎だ。あー、幼い時に私も髄膜炎で入院したんだけどこんな症状が起きてたのだろうか。担ぎ込まれた大学病院で即刻入院措置された。

髄膜炎の原因となったのは顕微鏡下で見たCryptococcus。ステロイドを長期間服用していたせいで免疫力が落ちていた。だから碇と、そしてもともと呼吸器に疾患のあった室田が発症して倉本は無事だったのだ。室田が「薬が効かない」と言っていたのは抗生剤が出ていたせいで、真菌に抗生剤は効かない。細菌じゃないからね。

これで室田と碇の件は目処がついたけど、倉本と蘆屋雄太がキャラとして未だ次がありそうだ。あの思わせぶりなマッチとか。そして今回のアバンの場面につながる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« 花は咲く、修羅の如く・第3話 | Start | アラフォー男の異世界通販・第3話 »