アラフォー男の異世界通販・第1話
ああ、タイトルで予想はしていたけど、この手の話は心を落ち着けて見られる。
主人公の現世にはお気の毒だったが、でも転生(そのままの場合は転移?でも一度死んだみたいだから転生?あ、公式では転移って書いてた)して異世界の森の中に出現。これはと思って彼ケンイチはステータスをオープンして見たら、たった2項目しかない。一つはシャングリ・ラ、もう一つがアイテムボックス。まあアイテムボックスは予想が付く。シャングリ・ラの方を開いてみたら通販サイトだった。
お腹が空いたので通販で何か買おうとしたけど残金ゼロ。さっきアイテムボックスに入れてみた雑草(ちゃんと鑑定しろ。雑草と言う植物は無い(昭和天皇曰く))は価値がゼロ円。すぐ近くにあった死体にあった剣を入れてみたら、ちょっとしたお金になって買えた。死体には感謝してスコップを買って埋葬。
その後、マウンテンバイクやら何やらかって移動を始めた。カレーは正義って食べてるけどあんな匂いのする物は周辺の魔獣みたいなのを呼び寄せてしまう。通販で何か武器をと、花火で脅すがせいぜい魔獣が怯む程度で、スリングショットで魔獣に痛い目をあわせてその隙にマウンテンバイクで全速で逃げる。
逃げた先に城壁が見えたから、あそこへ行けばと街道に飛び出したら馬車に轢かれそうになった。でも馬車の男が良いヤツだったので乗せてくれて色々事情も聞く事が出来た。
お礼に通販で買った胡椒をあげようとしたら、こんな高価なもの、シンジケートに睨まれたら大変だと言う。一応個人取引で受け取ってくれたが。まあこの世界観だと香辛料は貴重品みたいだね。
宿に泊まりに行って、そこの従業員のアザレアにこの世界の字を教えて貰ったお礼としてドロップとか絵とか良い事をしてあげたらアザレアの方からすり寄ってその夜はしっぽり。
お、そんなイベントあるのかこの作品は。と言うかケンイチは絵が上手いと思ったらWikipediaに現世の仕事はイラストレーターとあった。確かにOPで液タブに絵を描いてる場面あったな。
その後、ケンイチは通販で地味な品を仕入れてこの街の商業ギルドに登録して商売を始めた。木製の洗濯バサミが凄いと売れたり、猫獣人には布地を売ったり、剣士みたいな男ノースポールには剣ぽい物を売ったり(日本は銃刀法で規制されてるから本物の剣が買えない)地道な商売生活がスタートした。