天久鷹央の推理カルテ・第1話・第2話
全然事前に何も考えてなかったので始まってから此れは医療アニメなのかと気づく。凄い遅い。
救急部門で患者の治療にあたっている小鳥遊医師。
一人目はどこの病院に行っても原因が分からないと言う子供。この症状って神経系?と思った。ここで断っておくと、私は生物学系で医学系ではないから生物学的な視点は出来るが医学的には分からない点は多い。
二人目は猛烈な腹痛の患者。杖と手の刺し傷がクローズアップされたけど、これは分からない。何か変な物を食べましたか?と聞くがそれはどうなんだ。本人にしたら変とは思ってない物が原因かもしれないじゃないか。
さてここに鷹央先生登場(※この病院は天久家の医師が多いから名字で呼ぶなとの事)。小鳥遊にさあ勉強会するぞと。でも救急に駆り出されて受け持った患者はちゃんと引き継がないとと言って断るので、ムッとした鷹央が自分で診断を下す。
一人目は所持品を見てビタミンA摂取過多と診断。サプリ類はちゃんと用法用量通りに使わなくては駄目だ。多ければ良いと言うものではない。オーバードーズみたいなもんだな。しかしビタミンA過多でそうなるのか。動物の生理は分からん。
二人目、杖と患者の日焼けがポイントだったか。釣りをやる人間だと言うのだ。ああ、そこまで言ってくれたら私でも分かるそ。これはアニサキスだ。ほら、食べた本人は変な物を食べた自覚が無かったでしょう。
これで勉強会だ。何の勉強会って、ジュラシック・パークの。ちっこいけど超優秀で、でも一方で子供趣味のキャラと言うのはよく居て、鷹央先生はそのパターンだったか。
しかしここで小鳥遊に救急からの電話。未だ受け持ち時間だと小鳥遊は受けてしまったが、脚が切断されて血が青い。血が青い?大きな獣に脚を噛み切られた?この作品はまさかオカルト系に行くのかと思ったが、その後も科学的推理で進む。安心した。
救急患者は既に死後硬直が始まっていた。小鳥遊が死亡を確認。死亡したのは入れ墨をしていて、いかにも暴力団関係者っぽい。しかし血の色と噛み切られた脚の謎は?
血が青いのは生物学系から見たらヘモグロビンが何かと結合したものかとは思った。でも原因は分からないけど。
ところがここでこの病院のある西東京市(だと思う)の田無署の刑事成瀬と、院長の天久大鷲から釘を刺される。首を突っ込むなと。そう言われて黙っていられない鷹央。土曜日に小鳥遊を動員して調べに行く。
現場近くを通るとガラの悪い連中が屯していたが、まさか暴力団関係者が現場をウロウロするかと思ったら後で分かるが、そっちを暴対の警察官だった。区別つかんな。
コンビニに行くとあの成瀬と、そしてこれがいかにもな姿の本庁の捜査一課の桜井刑事が居る。捜査一課が出しゃばってるとはと、お互い腹の探り合いをして、ちょっとづつ情報を掴む。
第一通報者の話を聞いた鷹央はそのクリニックに行く。裏手がどこかに繋がってそうないかにもな演出だった。医院をピンポンして出て来た蜂須賀医師に熱帯魚の名前をまくし立て、何故すぐ手術しなかったと問い詰め、最後に博物館にはどうせ鑑識が行くと呟いて立ち去る。それだけ?
ところがその後、博物館で鷹央先生の推理結果の御開陳。
捜査四課が来て忙しいと成瀬は言ったな、あれは練馬区であった発泡事件の件で来てるのだろう?あいつがその犯人だが、ヤツは反撃されたと言うから傷を負った。
そこで駆け込んだのが闇医者。だが弾丸を取り出す為の大量の麻酔薬のせいでメトヘモグロビン血症になり、まさか闇医者は大きな病院にまわせないから緊急処置をしようとして博物館迄熊手を背負って行く。ヘモグロビンを元に戻す為に博物館にあるメチレンブルーを使おうとしたのだ。は?メチレンブルー?私がメチレンブルーを使ったのは大腸菌の細胞を顕微鏡で見やすくする為の染色だったけど、メチレンブルーにはそんな効能があるのか。魚の治療にも使える。ここで熱帯魚の知識が結びつく。あれか。
ところが手遅れ。じゃあどう処分するか。ここから蜂須賀は猟奇に走ってしまった。まず脚があるとマズい。それでティラノサウルスで切断した。その後、工事現場に置き去りにした。蜂須賀はかなり労力とリスクのある事をしたものだ。博物館に鑑識が入ると呟いたせいで蜂須賀はあの時素手で触ったメチレンブルーの容器の回収にノコノコとやって来たのだ。
しかしこの推理は憶測でしかない。そんなもので逮捕出来ない筈だと言う蜂須賀だが、いやいや今現に不法侵入したでしょ。逮捕の口実はそれで良い。
鷹央のせいで全部暴かれた蜂須賀がおまえさえ居なければと突進するが、ここで小鳥遊君が空手の突きで撃退。なるほど、ここまでだと小鳥遊君はワトソン君以下の状態だったけど、鷹央先生を守るナイトにはなれる。
傍若無人な鷹央だけど、姉の真鶴には頭が上がらなかったか。
天久鷹央先生、面白かった。
二話連続やった甲斐があったな。