全修。・第1話
初めてタイトルを見た時はナンダコレと思ったけど、何かの説明でアニメ業界用語のオールリテイクの意味だと知った。そこまでは分かったけど内容は見るまで前提知識無しで見る。
てっきりアニメ業界の話で行くのかと思ったら、そうじゃない。アニメーターから監督まで駆け上がった広瀬ナツ子だが、次に期待された作品のコンテが全くあがらない。その行き詰まりの状態で差し入れ弁当を食べて(あれって、前のいたんでるから捨てちゃって、と言う前フリがあったので古い方を食べたのか?)死んだかどうか迄は分からないが、よくある異世界転移してしまう。
ただ、そこはナツ子がずっと見ていた「滅びゆく物語」の世界。なんでもワケワカの流れだったせいで大コケした映画だったらしいが、ナツ子は好きだった模様。
その世界に入ってしまう。そして記憶している通りの展開が進む。セリフの一言一句、キャラの行動(メインキャラはナツ子が干渉してるから微妙に違うだろうけど)が全て見たとおりだった。
と言う事はこの後、ボイドの膨大な群れの襲撃を受けてこの世界にたった一つ残されたこの町が蹂躙されてしまう。その過程で勇者ルークは、仲間のユニオが自分を守る為にボイドにやられてしまうのを見て闇堕ちしてしまうのだ(そりゃひでー展開だな)。
それはまずい。何とか助けられないのか。そう思ったナツ子のポケットに入っていた何かが反応した。描くのです。あなたの思うがままに描くのです。
その声に導かれてナツ子は鬼神の如き速度で動画を描いた。ここから出て来たのはあのナウシカの巨神兵の如きもの。戦場では既にユニオがルーク達をシールドの中に入れてしまって自分だけが自爆してボイドの群れを駆逐しようとしていた。自分が犠牲になろうと。
それをナツ子の巨神兵が先にボイドに攻撃をかける。
薙ぎ払え!
これで物語の転換点となる訳だが、この先どーするの?