誰ソ彼ホテル・第1話
ホラーとは違うオカルトっぽい不思議物語は久しぶり?
塚原音子は推しのライブに行った帰り道だろうか、それっぽいグッズを沢山抱えて道端に倒れている。殺された?ナイフが刺さってるよね。
そして気がついたら荒野の中に立っていた。ふと見たら目の間に看板が現れた。「ルテホ昏黄 後」後とあるので後を見たら洋館のホテルがある。荒野に唯一の建物だからそりゃ入ってみる。中に入ったら頭が炎の支配人が登場。あの世とこの世の間に存在するホテルだそうだ。間(はざま)?と言う事は完全に死んだ訳ではない。本人が死んでる自覚が無い場合に来てしまう。
ここに来る人間は自分の事を思い出せない人が多い。なので宿泊者名簿に名前は書けないし、この時点で顔がはっきりしていない。
部屋に案内されると、客に纏わる品物が出現する筈で、そうすると自分が分かって来る。それによってあの世に行くかどうかが決まる。
と言う事で部屋の中で自分探し。すると絵の裏側からライブのチケットが出て来た。これだ。自分はこのライブに行っていたのだ。これを思い出したらカバンも出て来た。その中から学生証が出て来て自分の素性が分かる。港浜高校三年A組の塚原音子。生年月日と言いつつ生年の無い誕生日は8月16日。
自分の死因などが分からないとこのホテルにずっと居る事になる。でもラジオしかありません。て言うかラジオの電波入るのか?
ホテル内をウロウロしていたら可愛い従業員とぶつかる。音子、美少女好きかよ。これでその子ルリから警戒される様になってしまった。お腹空いたなとウロウロしてみたらバーみたいな所に行き着いた。角のあるマダム瑪瑙とげっ歯類みたいな客切子。
そこに頭がタロットカードの客登場。あもるんはどこだと。頭がタロットカードと言う事は自分の事を思い出せてない。そこに阿鳥遥斗が来たら、タロットカードは彼をあもるんと呼ぶ。一緒に自分探ししてくれと。
ホテルが客の記憶に応じて変わると聞いて音子は興味を持ってタロットカードの客の部屋へ行ってみる。見つかったのは占い道具が沢山あるだけ。占い師?
昨日迄なかった本棚が出現。帳面の中を見たらSNSの罵詈雑言みたいなのが沢山貼り付けてある。本棚の下からブロマイド出現。阿鳥に似てる。音子は彼を知っていた。人気配信者。あもるん、ネットで炎上したのだ。イカサマがバレて。そのイカサマ師の売っていた物があの占い道具。そして領収書も出て来た。ここに名前がある。保科由美がタロットカードの名前。名前が分かって顔が出現。
保科はこれで何もかも思い出す。あもるんの所に行って炎上したけど占いは続けてと言いたかったけど、あもるんが恐れをなして保科を殴って気絶したのだ。
死んでないので現世にお戻り下さい。でも保科は戻ってどうるすのかと悩んだが、音子はあなたは占い道具しか買ってない。あもるんにハマったのではなくて占いにハマった。だったら現世に戻って占いをしてはどうか。これで保科は現世に戻る。
音子、とても面白かったのでここで働かせて下さい。
ゲェっと思うルリ(笑。