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全修。・第1話

駄目になったハマグリ弁当を食べて多分死んでしまって劇場アニメ「滅びゆく物語」の中に入ってしまった広瀬ナツ子。何故かそこで作画机を出せて描いた物が実体化して敵のボイドを倒せた。

三日三晩寝たナツ子が起きて、空腹で食べたルークの料理はうまい。そんなの設定資料集に書いてなかったぞと呟くと、ルークはその何とか集とは何かと聞いてきた。現実の国とか作画机とか、そしてナツ子はルークが175cmだと知ってるとか(その辺、全部言語翻訳されてる前提、この手の話は)ルークには分からない事だらけだった。

そこで村長からのお呼び出し。ナツ子が起きてるなら一緒に。ナツ子は未だ怪しい人物の扱いではあった。そして預言者バオバブもやって来る。ここで定番ながらいつも不思議に思っている事を口走る。言い伝えで、この世界ではソウルフューチャーが全て失われたら世界を滅ぼす超空洞ボイドが出現して世界が終わる。

世界が終わってないと言う事は誰もそれを経験した事が無いのに何故そんな事が伝わってるんだ。

ともあれ超空洞ボイドの発生を阻止すべくナツ子をナインソルジャーに入れるべきではないかと言われる。当然ユニオとかは大反対。ルークも反対したが、その理由が拙い。女は駄目だって、それをメメルンの隣で言うか。アホか。
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ナツ子もナインソルジャーにはなりたくない。だってこのあとボイドが空から襲来するのだから。当然それを聞いたみんなは驚いた。

ナツ子としては元の世界に戻りたいから町を飛び出したものの、普通はそう簡単には戻れまい。荒れ地で行き倒れ。

町に戻っても雨で濡れ鼠。仕方なくルーク達の屋敷を頼った。

屋敷に入れてやったルーク。さっきナツ子がボイドは次は空からやって来ると言ったのが気がかりだった。どうやって来るのか教えろと言うのでナツ子は描いた。実際にどんなボイドがどう言う風に襲来するのか。この非常に具体的な絵に少しは信憑性が加わり、そしてこれによって町の農作物が大打撃を受けると聞かされ、町でも一応その備えをする事になる。
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現実の国に戻るその日の為にナインソルジャーには入れて貰った。何故ならナインソルジャーなら隣の酒場で飲み食いはタダと設定資料集にあったので。しかし食事に行った店でまかないをしてくれた獣人がどこかで見覚えがある。あれだ、現世の社長だ。だったら何か繋がりがまだあるのでは。

収穫出来る作物は早めに収穫。メメルンによる弓矢での防衛訓練。ユニオによる魔法防壁の準備。

そして果たせるかな空からボイドが襲来した。ナツ子の言ったとおりだった。そして母艦から出て来るボイドの数が多い。

ルーク一人でこれを倒すのは先ず不可能。ただ、ルークに見せようとした時には反応しなかったアニメタップが光って語りかけて来た。描くのです、さあ描くのです、ナツ子。よっしゃあ来たーと思ったナツ子だが、アニメタップ曰くバンクは駄目、一度描いた物は駄目。ちゃんと考えて描けと。流石アニメタップだけあってバンクとか平気で使うな。

困惑のナツ子、空を飛ぶ相手にどんな物が良いのか。いや、普通はすぐさま地対空ミサイルを考えるだろ。実際そこに落ち着いたし。

しかしすぐに思いつかなかったナツ子。その間にルークが頑張る。ユニオの魔法防壁も頑張るが畑の損害は免れ得ない。そしてメメルンの弓矢部隊も攻撃するが、常人の弓矢攻撃ではボイドを到底防げるものではない。メメルンの攻撃は大きいが。

そしてやっとナツ子はあれだ!と思いついた。そして猛スピードで作画を始める。完成したのはやはり地対空ミサイル。ただ、これは板野サーカス。あとで分かったけど本人監修の板野サーカスだった。スタッフロールに板野一郎さんの名前登場。マジかよ。ああナツ子が思いついたのは「えーと、空飛ぶ敵を攻撃するアニメって何が」を考えたのか。
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壮絶なる板野サーカスミサイルの攻撃を受けて空飛ぶボイドは壊滅。守りきった町の人々は大喜びし、ルークは改めてナツ子を見直した。

何となくこの作品の方向性は分かった。天才アニメーターにしてアニメ監督のナツ子がアニメの世界に入ってこれまでに日本アニメで大きな痕跡を残した物を作画すると言う方向だろうか。

一方で既にナツ子はこの世界の成り行きを二つ改変してしまっている。そうなるとナツ子が覚えている「滅びゆく物語」の展開は自ずと変わって未来予測が効かなくなるのではないのか。

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