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結婚するって、本当ですか・第9話

大原の付き合って下さいで30分の無言時間があった後に大原と本城寺は一度も会話してなかった。その間に権田のカオリー事件とかあって、大原はちゃんと相手と話をした事があったのかちゃんと考えた事があったのかと自問していた。本城寺の方も無言で終わってしまってそのままになってるのを気にしていた。

気にしていた大原、電話しなくちゃと思っていたがその勇気が起きない。そうやってウロウロしてる時にあのナオがやって来た。あの日、おしかけたのに酔っ払って正体不明になってしまってごめんなさい。お詫びの品をあげた時に、大原が深刻な悩みの最中みたいだったのでナオは自分のガラス工房に体験に来ないかと誘う。ガラス作りに専念したら悩みは吹っ飛ぶ。え?そう?

ともかく大原はそれを頼りにガラス工房彗星に行ってみた。あの怖そうな師匠、流石に一般客にはそんな事はない。ナオが準備してくれて大原が熱くなったガラスを吹いてみる。その前に青い破片みたいなのを付けたけど、あれが完成時にはあんな模様になるんだな。

大原、ナオに教わりながらガラスを吹いたり、ガラスの底を形成したり、そうやってなんとかガラス容器が完成。少し曲がってるけど、初めてとしては上々だそうだ。
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ガラス吹きは非常に熱いガラスを吹くからそこに神経を集中させるから無心になれた。無心になるとこんなにも違うものか。一方で自分の過去はどうだったのか。母からは好きに生きろと言われたけど、何も決められない自分だった。無心とOFF(考える事をやめる)は違うのだ。

そんな時に誰かからメッセージが入った。
あれ?LINEって情報漏洩が激しいから使ってないけど、相手のメッセージの方に「既読」って付くの?おかしいんじゃない?自分のメッセージが読まれたら既読って付くものでは?
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相手は誰だと思ったが「律」って大原母だったか。気合を入れて出かけるが足元が危なくなった時に大原から電話。気づいてないけど。そしてCANAL CAFEで母と会う。

母律は回想だと莉香に好きな様にしなさいと押し付けた場面だけ(離婚の時の場面もあったっけ?)見られたが、これだけグイグイ来るバイタリティのある人だったか。自分がそうだと相手もそうだと思う律が独立しろと莉香に迫るが莉香は今のままで良いと答える。すると律はちょっと間を置いてからそうよねと言うのだ。これは期待が外れた間だろうか。

年頃の娘との話だと当然結婚はしないの?と聞いてきたが、まさか偽装結婚の工作をしてる、でもその相手を気になる様になってしまった、なんて事は言えないので今は何も考えてないと答えた。自分が結婚で失敗したから相手選びは絶対間違えちゃだめよと言う。あまりのショックな流れでこの時も大原からの電話に気づかなかった。

律、莉香と別れてタクシーの中で誰かと話してる。娘は何も無いと言ってるが、結婚すると言う話は本当なのか?相手は誰だ?

母と別れてから本城寺は大原からの着信にやっと気がついた。二回も着信が。これどうしたら良いんだろう。なんてかけ直せば良いんだろう。ここから本城寺の考えがグルグルと回る事になってしまった。自分なんて大した人間じゃないのに、大原があんな事言ったのか。それは高校生の時もそうだった。あまりよく知らない相手から話があるとメッセージが来た。本城寺はこれに恐れをなして逃げた。丁度三連休だったので蟄居してしまった。ろくに食事もとらず。

その時の苦い思い出があって、自分はそんな人間なのに、何故大原は告白とか電話とかして来るのか。
「この恋愛の連鎖をすぐさま断ち切らねば!」

それが何故こうなるのか?
「大原君、私とデートしましょう」
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