パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき・第3話
稲妻の剣、ラウストが追放されるきっかけとなったヒュドラ討ち損ないの再挑戦をしていた。ラウストがヒュドラの首2本を切っていたので、今度こそと。そして新たな治癒師としてライラを入れていた。
ライラが加入したから、サーベリアとアーミアは後衛で、自分とライラが突っ込むぞとマルグルスは言うが、普通の治癒師が攻撃なんて出来る訳ないじゃないか。解毒が出来るならそれで良い。自分一人で突っ込むとマルグルスは突撃する。
まあ当然駄目でした。なのに相変わらず何故倒せないんだと言うマルグルス。このままでは稲妻の剣の名前が地に落ちてしまう。サーベリアは流石に少しは気づいて、ラウストって役に立っていたのではと囁いた。するとマルグルスはあろうことか何故ラウストは出て行ったんだとほざく。あんたが追放したんでしょと言われ、普通のバカならここでああそうだったになるのだが、マルグルスはその上を行くバカなので、だったら俺がラウストをまた迎え入れれば良いではないかと言い出す。
場面は変わって冒険者ギルド。ラウストとナルセーナのパーティは順調に稼いでくれるので、アマーストもホクホク。お金が貯まって来たので、宿住まいではなく家を借りたらどうかと言う。そっちが安いだろうと。でも男女パーティが二人で借りたらそのまま愛の巣になる事もあるけど....あんたらは無いわね。
そこにマルグルスが入って来た。ラウストの所に寄って行って稲妻の剣に入れと言い出す。ああ、今回も斧を落とす人登場か。期待に応えてくれた。
今迄は「何故か」計算違いで報酬を少なく渡したが、今度は山分けだとか言うので、サーベリアが離れた場所で頭を抱える。
ここにナルセーナが割って入ってラウストはもう私とパーティを組んでいるのだと叫ぶ。これを聞いたマルグルスがまた血迷いごと言い出して、さてはおまえがラウストを騙してるな、ラウストが便利な奴だからと言って利用して報酬を誤魔化してるんだろうと。
それはおまえだ!
そんなナルセーナにラウストは手を置いて、マルグルスの要望を断った。なおもナルセーナを非難してるマルグルスは腕を掴んで、ナルセーナに何かをしたら許さないぞと。
さて次の日の朝。ラウストにお客さんだと宿の子のシーラから呼び出される。サブタイがサブタイなので、アーミアを予想したらやはりそうで、何の話かと思ったらラウストに稲妻の剣に戻っって欲しいと言うのだ。マルグルスから何も聞いてない。
何故アーミアがそこまで稲妻の剣にこだわるのかと聞くと、あれでも仲間だから。でもナルセーナは見ていたぞ。あの場面、クエスト失敗は誰の責任だとマルグルスから問われた時にラウストを指さしたのを。
あの時は自分が追放されるのが怖かったから。まあこの子は未だ子供みたいだし、冒険者になったばかりでマルグルスのやり方の問題に気付けなかったのだ。話は分かったが、ラウストはもうナルセーナとパーティをやってるから戻れないよと断る。
後でライラに君はどうして稲妻の剣に残ってるのかと聞いたら、あの子を置いて出て行ける訳がないと言う。だったら二人で抜ければ良いのに。
戦力不足を嘆くマルグルスの前にジ..シークと言う、いかにも強そうな男が出現。何だおまえはとマルグルスが剣を抜いて試し合いをしたらやはりそいつの方が強い。この時点では不気味な奴と思ったのだが。
ライラが稲妻の剣の家に戻ってみると、そのジ..シークが居る。おまえジークだろと図星をさされたシークだが、誰だそれはとしらばっくれ、剣の事で馬脚を現してもすっとぼける。あれ?結構なギャグキャラ?
ともあれこれで戦力を増強した稲妻の剣、またもヒュドラ退治へ向かう。