結婚するって、本当ですか・第2話
アラスカ送りにされたくない大原と本城寺が語らって偽装結婚をする事にした。これでこの作品の大筋は分かった。偽装だけどやがて本気になるんでしょ、絶対。
ところがここで大原に非通知電話が入る。声が合成されていて誰なのか分からない様にして、おまえらが偽装結婚なのは分かっている。必ずアラスカ送りにしてやると言うのだ。
アラスカ送り迄知ってるとあってはもうあの支店内の誰かしかいない。しかしあんな人の良さそうな社員の中で誰なんだろう。
そんな時に権田が突如として大原の家に行きたいと言うのだ。大原からしたらこいつ怪しいとなるが、こんなにいきなり家に行きたいなんて、非通知で合成音声で電話かけて来た相手がする訳がない。多分何か相談しに来るのだろう。
なのに大原がOKと言うのは分かるけど本城寺まで一緒に歓迎しますわー(棒)と言ってしまうのは何だ。結婚するとは言ったけど同棲してるとは言ってないじゃないか。なのにこう言ってしまっては二人で迎えるしかない。
そんな訳でしっかり設定を飲み込んで権田を迎える事になる。これは或る意味で良かったのではないか。バレない様に設定はしっかり頭に入れておかねばならない。それを今強制的にやらされるのは早いタイミングで良かったろう。
と言う事で、予め本城寺が大原のアパートに来て設定に従った部屋の用意をする。いや、それ、綿密すぎる(笑
こうして権田が来るが、何故か伊槻と小宮も一緒なのだ。これはごまかす相手が多すぎる。そして聞いてみたら予想通りに権田は大原みたいに結婚したいのでどうしたら良いのか教えて欲しいと言うのだ。そんな相談なら益々伊槻と小宮が居ては駄目だろ。
一応無難に過ごしたらしい。三人は帰って行くが、帰り際に権田が小宮を狙ってると言うのだ。あー、それきっと駄目。小宮は伊槻とくっつく様な気がする。
アラスカ送りの話から二週間。ちょっと支店内が落ち着いた頃にとある大柄の客がやって来た。しかしカウンターがいっぱいで、なかなか空きそうになかったので、パンフを設置に事務室から外に出た本城寺が接客する事にした。
話を聞くと、旅行の話ではなくていきなり名刺を出して来てクリーン大原の代表取締役の大原耕一と言うのだ。え?大原?そして続けて言うには息子がここに勤めていて、しかも結婚する事になったと聞いたと言う。ただ、息子の拓也からではなくて人づてに聞いた模様。
兎も角大原父が出て来て偽装結婚は家の問題にも繋がるのを考えていなくて、それがいきなり来たから巨大な重しがのしかかる本城寺。
大原父は本城寺がその件を知らないと言うので、息子には内緒にしておいてくれと言って帰ってしまう。ただ、大原の実家は熊本県であんな遠くからわざわざやって来てこのまま帰す訳にはと追いかけたら、大原父がなんだかメラメラと燃えていた。家を潰すつもりかと。
とにかく本城寺は大原父を喫茶店に連れて行って事情を聞いてみる。聞いてみたらいきなり人形の時の手配があるとか言い出した。結納の事だった。そこから異様な地元の風土の話をされてしまう。うわー、面倒くせー、これは普通の女性だったら結婚取りやめ宣言してもおかしくない。
これはあの謎の電話相手が大原の実家に漏らして大事にして潰そうとしたのかな。