パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき・第2話
冒頭はラウストが稲妻の剣から追放された時の話。ヒュドラを倒すクエストを受けたが、サーベリアがヒュドラの毒にやられアーミアの魔法は通じずマルグルス一人での戦いになったがヒュドラに敵わない。
と言う訳でとっとと逃げ出したおかげで全員の死亡は免れたものの、クエスト失敗の原因をマルグルスとサーベリアはラウストに押し付ける。でもラウスト曰く、マルグルスとサーベリアの動きに精彩を欠いていたのは前の晩に二人が励んだせいだと。そうだったのかよ。そしてアーミアに誰が悪いのか決めさせようと無理強いしてアーミアはやむなくラウストを指さした。ところでその追放だの場面で前回に続いてまた斧を落とした奴いたな。今後も落としそう。
これはラウストが見た過去の話の夢。さらに続いてラウストが冒険者になりたての頃。あ、なんですか、これって、ラウストは実はすげーやつだけど身分を隠してるって話じゃなかったんだ。ラウストは何故か治癒師を選んだ。ヒールしか使えないのに。だからもう6年前には無能治癒師の烙印を押されていた。そしてその時にとあるパーティから声をかけられて喜んで参加したが、オーガの注意をそちらに逸らす囮の役をやらされたのだ。だがその後の展開の絵を見ると注意を逸らしきれずに悪逆パーティは自業自得の最期を遂げたみたいな感じ。
もう冒険者なんてやめてしまおうとその時に思ってしまう。
ところがその帰り道に少女と出会う。馬車が倒れ護衛はやられ少女一人が取り残されてまさにやられてしまう寸前。ラウストは怵惕惻隠之心にかられて助けに向かう。治癒師だから戦闘能力は低いながらも健闘したものの、やはりやられた。これじゃ駄目じゃんと思ったけど、それが時間稼ぎになって騎士が駆けつけるのが間に合った。
だから少女を助けたのは騎士であって自分じゃない、自分は相変わらず無能なのだと思ったものの、少女は時間稼ぎをしてくれたおかげで騎士団が間に合ったと言ってくれる。そして少女の傷を治してあげた。で、この時にどうもポロっとさっき囮にされた事を少女に話してしまったらしい。少女は涙を流して酷いと言い、ここで少女は決心する。自分も冒険者になって将来あなたとパーティを組みたい。
ただ、馬車に乗っていて騎士団が駆けつける程の身分の少女、ラウストはそんな子が冒険者になれる筈が無いと思っていた。だから先日一緒になったナルセーナが同じ声でも髪の毛の色も違う身分も違う子があの時の少女だとは夢にも思わなかった。
しかし、この時の少女の言葉のおかげで冒険者は続ける気持ちになれた。そこでヒールしか使えない治癒魔法の他に能力を備えようと魔法の師匠を見つけ剣の師匠を見つけ、それである程度の(ある程度?)力を身につけた。
こうして冒険者を再開して入ったのが稲妻の剣。だったのにまたもあんな扱いになって愈々冒険者をやめようかと思ったその時に、ナルセーナが一緒になってくれて冒険者がまた続けられる。結局「あの子」が二度もラウストに冒険者を続けさせたんだ。
さて、二人は迷宮へ。迷宮には転移陣がある。これは迷宮発見時に当時の魔術師が設置したのだが、ロストテクノロジーになってしまってもう作れない。転移は転移陣から転移陣にしか出来ない。なので今はこの迷宮内の特定の地点間の移動だけが出来る。
転移して中層へ。今回出現したのはリッチ。こいつは実体が無いのでナルセーナが拳をふるっても通り抜ける。なのでこの二人にはお手上げだから引き上げようとしたら、ナルセーナが私には出来ると言うのだ。何かと思ったら気の力プラーナを拳に纏えば霊体も打ち砕ける。但しそれには修行が必要。ナルセーナ、結構出来るじゃん。
リッチから得た魔石、アマーストさんが大喜びする程の値打ちものでした。お金が入ったので宿の食事を奮発。何歳か知らないが、この世界の規則も知らないが(放送する国の規則はあるので)ナルセーナはエールが飲めません。
夕食を食べながらナルセーナがラウストに質問。この街には妙な塔がある。ラウストもそれが何の為にあるのか分からない。一度工事をしてる人に聞いたが、工事をしてる人も以来内容だけで何の為なのか分からない。依頼は何重もの下請けになっていて目的が分からない様になってる。
と言う事でこの街の妙な部分がいくつか出て来た。質の悪い冒険者が集まって治安が悪化してる、謎の塔がある。
そしてCパート。何かの黒幕っぽい爺さんが「眠り姫がこの街に?」と言い、その命令を聞いてる男がラウストとパーティを組んでると言うので、眠り姫=ナルセーナだろう。ナルセーナの事情はアレだが眠り姫と言う妙な異名だ。そして爺さんが妙にラウストを邪魔者扱いしてる。何としても追い出せと。世間から無能治癒師にされてる人間のどこが邪魔なんだ。色々含みのある展開になって来た。