株式会社マジルミエ・第3話
社長と翠川から待遇説明。ここでの一番強調される部分は歩合制の部分。実際に幾ら入っていたかは分からないが桜木が「え?こんなに?」と驚く額だったし越谷も実入りが良いとも言っていた。そして桜木が思うにはこれだけの報酬を貰う程に人命を守る意味があると考えるのだ。ここがポイント。人命は勿論だがあとで関わって来る財産も守る。財産とは何か。それが今回描かれる。
一方で後で企業名も出て来る魔法少女株式会社の中の大企業のAST。社長からとある魔法少女が旧千円札5枚程を投げつけられてそれが君がこの三年で我が社にもたらした利益だと言われる。声が石田彰さんで、ああ、いかにも悪者系だ。
金に固執なのか合理性に固執なのか、冷酷に契約社員を切って秘書に新しいの補充しておいてと。引き抜きでも良いから。
このASTはすぐに桜木が遭遇する。依頼のあった仕事場に向かう桜木と越谷。桜木ももう入社数ヶ月だそうだ。この時点では今回の怪異がどんな性質なのか分かっていない。到着してみたらグルグルと竜巻みたいな感じのがいた。
性質が分からないとどんな攻撃をするのが良いのか決めかねる。だったら攻撃させようと越谷は突っ込んで行ってしまった。怪異はあのグルグルを腕の様にしてパンチを繰り出す。よくある戦闘物だとこれで壁に飛ばされて壁が損傷、でも魔法で身体はある程度大丈夫みたいだけど、今回はシーツ(布団かと思った)のクッションで守られて、これで怪異の性質が分かる。
この場合の戦闘方法を桜木に尋ねると、乱撃魔法陣で怪異の注意を逸らしてから。と言う事で桜木が乱撃魔法陣形成。流石に攻撃魔法が使える様になっていたか。もう会話しながら箒にも乗れたし。
しかしそれより先に乱撃魔法陣を打放ってあっと言う間に回収した魔法少女ありけり。これOPに出て来る子だ。名前は未だ知らないけど。越谷は、人の仕事を横取りするなと迫った。相手はどこ吹く風とばかりに出撃報酬は出るのだから気にするなと行ってしまった。
帰り際に越谷がブツブツ言って解説。衣装からASTの魔法少女だと分かるらしい。最大手の。でもそのビル、何故か植物が生えてる。社長室にも幹があって時計がはめ込まれていた。
さて朝食の準備をしていた桜木。その時に流れていた朝のニュース番組の中でASTの古賀社長のインタビューがあった。急成長中の大企業だそうだ。その中で古賀は新しい魔法技術の研究も進めていて広域魔法もその一つと言ってる。
一方マジルミエでは社長と二子山が魔法少女の衣装で争っていた。
翠川が取ってきた新しい仕事は甘麦駅前商店街一帯で地下の水道管に微弱な怪異反応が出てるのを処理して欲しいと言うもの。ここ、普通は見過ごすし後からフォローもなかったけど商店街の地図の左上に「どこか懐かしい街並みを楽しむ」と言うフレーズが入っていた。これがこの商店街の「ウリ」なのだ。
受注したのはマジルミエだけ。なので二人で処置しなければならない。だったらこれだけの範囲だと広域魔法陣が良いのではと翠川が言うが、社長は現場を見てからだと言う。まあそれはそれで正しいと思う。情報が無いまま作戦は決められまい。それを美学と言ってしまっては納得しがたいだろうけど。経営理念って言えば良かったんだよね。
そこに電話。様子見だった筈の怪異が活発化してしまったと言うのだ。なので現場に急行。行ってみたら怪異が大量に出て来てる。これ全部もぐらたたき?
越谷は現場確認として隅々まで見て回ると言う。街も見てみろと言われた桜木、フラッグでこの商店街が百周年。建物もだから古い。広域魔法は威力があるので建物を相当損傷する。保険が効いて修理されるけどそうすると「どこか懐かしい街並み」が破壊されてしまう。この商店街の財産だったのに。二人は商店街の財産に気づいた。
その頃古賀は怪異渋滞に巻き込まれていてチンタラする会社が請け負ったんだな。どこだ、退治方法はマニュアル化されてるのに理想主義のバカ企業めと。
じゃあどうするの?広域魔法陣は街並みを破壊する。個別退治は二人では追いつかない。ただ、方法だけは桜木は思いついたらしい。今回の怪異は下水道を辿って発生してる。あれ?上水道じゃなかったの?ともあれ下水道ならアクセスが容易い。下水道めがけて魔法を撃ち放ち消毒する様にする。でもそんな魔法無い。
これを聞いた社長が言う。今その魔法が無ければ作れば良い。