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結婚するって、本当ですか・第3話

大原父が熊本から上京して来て営業所に訪ねて来た。最初は何なのか分からなかった本城寺が喫茶店でお相手したら息子が結婚すると聞いて確かめに来たと言うのだ。これはショック。取り敢えず話を聞きながら大原にこの事についてメッセージを送る。

熊本の規模のでかい結婚の話にあてられているうちに大原到着。ここまでどんな話をしたのか本城寺は外で軽く説明。どうやら大原父は彼女が渦中の人とは思っていないらしい。なら結婚話は根も葉もない話だと言って帰って貰うからもう本城寺さんは帰っていただいて大丈夫と一人喫茶店に入って行く。

だけど本城寺は帰らなかった。
だって本城寺が言い出した偽装結婚なのだから、大原父を帰すにしたって大原に押し付けられないと。

でも聞いてみたら熊本の盛大な結婚の話は嘘だと言うのだ。何故そんな事を言った。どうやら阿蘇の残念な状況を踏まえてでも結婚については昔は盛大だったのを言いたくなった様だ。

大原父が阿蘇は残念と言うけど、本城寺はいつもの地図マニアから地理マニアで阿蘇の良い所も沢山知ってる。何故高校の地図帳なのか分からないが、あれはあれで地図帳としてよく出来てるからね。
参考資料

地図を見せられて大原父は昔語りを始めた。おかげで大原の子供の頃のやんちゃさも知られる。大原がカエルが好きだと言うのをここで知る。

そしてここで知る何故大原の結婚話を大原父が知っていたのか。熊本のJTC支店にまで噂が広がっていたのだ。これには二人が驚愕。誰だよよその支店にプライベートな話を流すヤツは。

そして大原父が息子の結婚相手の名前を思い出しそうになったので大原は慌てて次の週末に帰るからその時に話をしようと、この場は終わった。

と言う事で支店に戻ったら支店長が大原にどこに行ってたんだ、話があったのにと言い出した。その話とはとある人のアテンドをやれと言うのだ。企画部門なのにと言う大原に支店長は事情を話した。

リヒトブルクの王女が来日していて、最終日にお忍びで東京観光をしたい、それが本社からこの支店に誰かアテンドさせろと言う命令が下って(なんでだよ)、王女がアテンドには男を指定して来た。ただ、噂では王女は男癖が悪いみたいで行く先々でアテンドに男を指定してる。ここの支店の男と言うと、王女とどうにかなってしまいそうな二人で、でも王女には結婚相手が居るのだ。そんな事になっては困るから草食系男子にして既に婚約者が居る大原が適任だと支店長からのご指名。
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さらに支店長は重大任務さを強調する。リヒトブルクはどこの旅行会社も狙っている人気国で、ここで我がJTCがポイントを稼いでおきたい。少なくとも失敗して欲しくない。支店の為にもと言うのだ。重荷すぎるだろ。

重大任務なので当然事前にクラウディア王女(28)と国の調査。場所的にリヒテンシュタイン公国っぽい雰囲気。

さて当日雷門前。黒服とか警官とか沢山集まってるのを見て大原はやはりVIPが来るんだなと思ったら、背後から東山奈央さんの「デース」な声ありけり。クラウディアが何故大原を知っていたか、うん、事前にあちらにもアテンダントの素性の情報は行ってたんだろう。

普段着っぽいクラウディアは警護の彼らはほっぽらかしで二人でプライベートとして観光しようと言うのだ。英語で会話したが、面倒なのでこの後は翻訳語の会話で。

クラウディア、ここでしか楽しめない何かを見たい。これは大原が頑張らねばならない。で、行った先は沢山の猫関係の物。事前調査でクラウディアが猫好きだと分かっていたので。で、日本独特の猫の像とか絵馬とかはここならではの物だろう。一方で雷門は素通りだったので通り一遍の物では駄目なのだ。これで方針は固まった。

ただ支店長側はパニックしてた。なのでかかって来た電話に一緒だから大丈夫と安心させる。ここで安心させないとこの後大捜査線がはられちゃうからね。

最初に行ったのは横丁商店街みたいな場所だった。どこだろう。上野駅の地下に似た場所は知ってるけど。そのあとバッティングセンターとか釣り堀とかで良かったのか。そして水上バス。

次の場所は勝負の場所。高い場所と言うからスカイツリーが連想されるものの、そうじゃなく世界の人が行きたくても行けない場所(後から分かるが私だって入れて貰えない)。

それは学校の屋上だった。日本のアニメーションでよく登場する学校の屋上。日本の学校は外国人で日本のアニメを見た人にとっては人気スポットなのだそうだ。それはまあ分かる。でもクラウディアがとってたポーズはセーラームーンだよね。一応違う作品と言う前提だろうから麻布十番じゃなくて浅草が聖地って事で良いのだろうけど。
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しかも大原はセーラー服迄用意してた。どこで着替えた。

すっかり喜んだクラウディア。もうとっぷり日が暮れた。これで今日の観光はおしまい、の筈だったのにクラウディアは大原の部屋に連れ行けと言うのだ。あれ、男癖悪いが発動?違うと思うけどなあ、この王女だと。

そしてこんな事が起きてる時に本城寺は大原と王女の噂を聞いて大原のアパートに来てみた。何か渡したい物もあるみたいで。でも郵便受けには入りません。だから玄関前に置いておこうかと部屋に向かったらクラウディアの声。何故か窓がちょっと開いていてそこから除いてみたらセーラー服姿のクラウディアと大原。部屋にセーラー服着せた女性を連れ込んで何やってるんだと思った本城寺ではあるが、いやいや、自分は大原とは本当は関係ないんだと、四つん這いになって悩むのをやめて立ち去ろうとする。

しかしここでクラウディアは猫を入れておいた部屋を開けたものだから外に飛び出してまさにらっきーすけべみたいなポーズに。そこに叫び声を聞いたか本城寺が入って来て大原に文句を言う。他の女の人を部屋に入れるなと。

でもクラウディアはちゃんと大原から婚約者本城寺の事は聞いていた。LINEで連絡しても本城寺はそっちを見てなかった。大原は婚約者が居るから彼女が居ないと入れられないとクラウディアには言っていたのだ。なのでクラウディアはちゃんとした婚約者同士と言うのを知っていた。

こんな普通のカップルが見たかった。自分はリヒトブルクの王室を出ようと思っている。と言うのも本当の恋人は女性なのだ。ただ、王室の要請であの富豪と結婚してしまった。海外を巡る時はその女性に操を立てる為にアテンダントは男を指名していたら、あんな男癖の噂が立ってしまった。

クラウディア、大原と本城寺の幸せそうな結婚相手を見て良かった。
で、セーラー服のまま黒塗りの車で帰っちゃった。

本城寺が持ってきたのは石だった。カエルの形の石。例のカエルの話繋がっていたな。

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