アクロトリップ・第2話
秋アニメが大体一周したけど、まさかこのアクロトリップが現時点で一番面白い位置にあるとは。
悪の組織から勧誘されたなんて夢だと思った地図子だったが、コンビニに行ったらクロマが店員やっていた。バイトって自分で言ったな。地図子がベリーブロッサムを応援してるんだから悪の道など論外と叫ぶと、それに反応する女の子ありけり。
ところがここでクロマが「悪とはあれか」と指さした先に目出し帽を被った典型的なコンビニ強盗入店。
悪の総帥なら何とかしろと言われてレジから堂々と出て来たクロマだったが、足が震えとる。そして地図子と一緒に縛り上げられた。おまえ、全然役に立たんな。ただ、口は達者。レジの金ごときで満足か、人質を持ってるのにそれで満足かと、さらに悪の道に誘う。
ああ、ここにベリーブロッサムが居てくれたらと呟く地図子に、クロマが何か知った風な事を言っていた。そして影に隠れていた少女が期待通りにベリーブロッサムに変身。
そこまでよ!お決まりのセリフで登場したベリーブロッサム。あまりの事に溶けてしまった地図子。人質をこんな姿にしたのは俺じゃないぞと焦る強盗。ただ強盗は焦らない。魔法少女がなんぼのもんじゃいとナイフをかざして突進して行った。地図子は昇天してる場合じゃない、ベリーブロッサムの魔法をこの目でしっかりと焼き付けておかねばと期待したのに。
力技かよ!
まあプリキュアだって力技で戦っていたし。
で、その様子を見て自分もくらってみたいと言う変態クロマ。
ここで事情を知っていそうだったクロマから解説。ただの一般人には魔法が行使出来ない。だから力技なのだ。
ベリーブロッサム、警察を呼んでおいて警察と確執があると言ってさっさと去ってしまった。
これで分かったろう。魔法少女ベリーブロッサムが魔法を使えるのは我々悪の組織に対してのみ。魔法が見たくば悪の組織を助けるのだ。
翌日、地図子は放課後になってさっさと帰ってしまう。その地図子に前回と同じ様に声をかけるA子ちゃんが気になる。
さっさと帰った理由はベリーブロッサムの特番があるから。と言う事で家に帰ったが、玄関にブーツがあるから嫌な予感がしたらクロマが爺さんと一緒にお茶飲んでた。
どら焼きまで食べられて帰れ帰れと掌底をかます地図子に、クロマは仕方なく帰るのだが、黒い空間に地図子もろとも入ってしまった。そこはフォッサマグナの基地。でも今日は17時からベリーブロッサムの特番があるからとっとと帰らなくちゃ。
地図子が速攻で帰ろうとしたら泣き出すクロマで、仕方なく一時間程度なら居てやろうと言うと喜んで基地の紹介に行く。行った先のドアの隣に何故か箒があって、なんだそりゃと思ったが、まさかこれがなあ。
扉をあけて見せたら物置。いや、何故基地を紹介するのに物置。中に入ったら扉が閉じたところで箒が倒れて閉じ込められた。あの箒はこの役割だったか。だがこの時点での地図子は余裕だった。だってさっき空間を歪めて移動したじゃん。
ところがクロマが深刻な顔で言う。魔力は月初め更新。おい、ギガがどうこうみたいな事を言いだしたぞ。
せめて録画でもと思ったら圏外で爺さんに連絡出来ない。変に見栄を張って事前に録画予約してなかったのだ。そこまでしてベリーブロッサムの魔法が見たいのならうちの組織に入れ。常に対峙してるのだから。これで心の天秤が揺らぐ地図子。
クロマの魔力不足で出られないのなら、地図子が魔力契約すれば良い。サポートパックみたいなの出て来たぞ。クロマは二重契約になるから地図子が契約するしかない。魔力契約はそれが即悪の組織に入る事ではないとやむなく地図子は契約した。
しかしいきなり高度な魔法は使えない。ドアに突っかかってるのを除く位なら出来るだろうと頑張らせたが、結局箒をどけたのは爺さん。しかし爺さんどうやってここまで。実は伊達家の家の下にこの基地があるのだ。
クロマが路頭に迷っていた時に爺さんが拾って地下を使って良いと言ったのだ。だからクロマと知り合いでお茶を飲んでたのか。
ところがクロマ、魔力が実は残っていて、すぐに伊達家の茶の間に戻ってしまう。嘘ついたね、クロマ。