負けヒロインが多すぎる!・第10話
ツワブキ祭当日。小鞠の所には古都が軽トラで迎えに来てくれた。と言うか、小鞠家は車持ってるよね。都内在住だと文字上でしか知らないけど地方だとやはり車が無いと生活が難しいのいか。
和彦が生徒会に展示内容の写真提出に行った時に変なモノを見てしまったが、その後部室に行くと例によって小鞠から温水遅いぞなお迎え。でも小鞠は和彦にありがとうを言いたかったのに、展示のどれをとっても和彦は「xxがやってくれた」とばかり言うので思わず蹴る小鞠が良い。
始まって生徒会長がやって来た。この人、以前から「文芸部は過去に何度もトラブルを起こしている」って言うのだが、古都さんは未だしもあの部長の下でトラブルが何度も起きてたのだろうか。どうしてもこの辺が引っかかる。そして生徒会長、次やったら分かってるな、廃部、はちょっと厳しいかもしれないので仮廃部はどうだろう。三回仮廃部したアウト。
次にやって来たのは甘夏先生と小抜先生。別の意味でだらしない二人の先生。子供が来る文芸部の部室でそのやり取りは勘弁願いたい。
そのうちに杏菜がやって来た。自分が店番してるから二人は休憩して来いと言うが、杏菜一人に任せて大丈夫なのか。ともあれ杏菜は和彦と小鞠に休憩時間と言う名目の自由行動時間を与える。さらには部室に行くの禁止。つまり二人で学園祭を楽しめとの図らいなのだ。やるな杏菜。
と言う事でベンチで二人で麺を食べていたが、てっきり担々麺かと思ったけどうどん?
千早、GPSだけかと思ったら射的の銃まで物騒なモノを用意する。そこに二人で行ったのだが、そうか千早は小鞠とは初対面だったか。でもあの分厚い企画書を全部読んだ千早は是非とも小鞠と語らい合いたかった。特にBLで。
二人組で送り出された和彦ではあったが、檸檬の方も見てみたいとそちらへ。小鞠は外はちょっとと言う事で今度は和彦は檸檬との話かなと思ったのに、檸檬は競争イベントで陸上仮面レディと100m勝負をやっていた。いや、陸上部と競争なんて出来るか。ところがここに今まで見た事の無い男が登場。彼は檸檬と同じ中学で陸上やっていたそうだ。勝負しようぜ、俺が勝ったら一緒に映画に行こう。このプロポーズ的な勝負に外野はキャーと盛り上がるものの、檸檬が勝手に1500m勝負にしてしまったので当て馬で終わる彼。
そんな「お兄様」の様子をこっそり撮影する佳樹ちゃん。
そんなこんなでツワブキ祭も終了。あれ?一日だけ?
片付けで古都と二人で外に出た和彦だったが、ここで古都の気持ちが聞けた。小鞠の気持ちは見てて古都は分かっていた。だが侮っていたのだ。あのまま何も出来まいと。なのに小鞠が踏み込んで来た。あのままだったら古都も何もせずにそのままだったかもしれない。あんな事があったからこそ慎太郎とかえって一緒になれた。見方を変えたら小鞠を踏み台にしたのかもと、そんな風に思って最後に二人の時間を用意した。
和彦が教室に戻ったら小鞠はちゃんと清算出来たみたいな感じで、和彦とは文芸部の良き相手な風が改めて思う。
和彦君、本当に負けヒロインを支えるキャラだ。