負けヒロインが多すぎる!・第11話
小鞠が部長になった訳だが、自ずと次の部長会では新部長として挨拶して部の活動報告を小鞠がしなくてはならない。そこでその練習をしているが、全然喋れてない。
和彦が代わりに自分が出ようかと言ってもいつもの様に頑なに自分がやらなくちゃ駄目なんだと拒絶する。
話は聞かせて貰った!と意気揚々と登場する杏菜だが、実は何も聞いてなかったのだ。で、聞いてみたら小鞠の件だった。ここはもっと人の居る場所で練習するしかない。豊橋駅前とか。無理筋過ぎる。
結局行ったのは犬山動物園?いや豊橋からだと名古屋を挟んで反対方向だから違うか。のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)と言うのが引っ掛かった。動物相手に酷い目に遭って植物園の方に行ったのでこれかな。夜行性動物館と言うのもあるみたいだし。
でもそこで練習しても以前よりはマシになった程度で到底活動報告を読み上げられるものではなかった。だから和彦は活動報告は自分が読もうと言うが、それは小鞠からしたら受け容れられないのだ。
そして吐露した小鞠の言葉は「部長なんてやりたくなかったよ!」
だけど前部長から指名されたのは呪いの言葉になってしまったのか。
小鞠は自分がやるしかないんだと叫んで駆け出してしまった。追いかけられない和彦。そこにやって来た杏菜。
翌日、どうしたものかと言う顔をしてる和彦に姫宮が話しかけて来た。何かお悩みかな。何故おまえが和彦に構って来たのか。それは杏菜も微妙にいつもと違ってシンクロしてたから。
そこにやって来た杏菜、ちょっと顔貸せ。と言って連れて行ったうどん店だが、え?!何そのお値段。カレーうどんですら350円。そう言う店だけに行きたい。
このうどん店で杏菜が言っていた言葉が効いたんだな。嫌われたって何だって小鞠ちゃんの気持ちを考えてとことん話し合ってそしていつもどおりお節介やいてあげなよ。その通りになったのだからカリスマコンサル凄いな。そして帰り道の佳樹の彼女とうまく行けばよいですねまで入れて。
さて、部長会の日。小鞠にはちゃんと謝れなかったけど、事前に志喜屋に会えたのはちょっとは良かったか。
部長会が始まって文芸部の番。小鞠がテンパって全然何も言えないのを志喜屋が文芸部の部長と言ってくれる。そこまでは何とかなったが、この調子では到底活動報告は喋られない。生徒会としてはまごまごされても困るので文芸部を終わらせて次へと進めようとした。
和彦が我慢出来なくなっていた。小鞠の挑戦は失敗だった。他の部長達は二三日で今日の事を忘れるかもしれないが、小鞠は今日の事をずっと抱えてしまうのだ。抱えてしまう。それに我慢出来なかった。
だから和彦が入って自分が文芸部の部長だと言う。当然馬剃は聞いてないと言うものの、放虎原はこれだけで察したのか届け出はどうでも良いと言う。この辺が生徒会長になれた器か。
ただ、当然小鞠は何しに来たと言う。そして和彦が出しゃばった事に激怒した。
和彦は悪者になって収めるのが一番と考えた。
小鞠が逃げた先はあの階段。余計なお世話だと和彦に怒鳴る小鞠。でも口から出る言葉ではその先が続けられない小鞠はメッセージで語る。
文芸部で居場所が出来たと思ったけど、部長達は今年で居なくなる。一年生は他に居るけどみんな他にちゃんと居場所があっていつ居なくなるか分からない。また一人になるんだ。
和彦は誤解してた。小鞠は自分みたいに一人で居ても問題ない人間じゃなかったんだ。文芸部と言う居場所を守ってみんなが居なくちゃいけない子だったのだ。
そんな小鞠に和彦がメッセージを送る。
あれ?いい感じかと思ったのに檸檬が殴り込んで来たぞ。何故かと言うと、あれは文芸部のグループトークだった。全部見られてました。檸檬も杏菜も小鞠は一人じゃないんだよと言ってくれる。