負けヒロインが多すぎる!・第8話
工事が終わったばかりの水道水の味見をしようとした和彦が小鞠に引っ張られて文芸部の部室へ。ドアを開けてみたら中に不気味な影が。
中に居た不気味な人影は志喜屋が学園祭の衣装合わせで着ていたナース服らしい。はだけ過ぎてるけど。ともかく見た瞬間に怖くて逃げ出した小鞠だが、志喜屋は学園祭への文芸部の申請書が内容が足りないとちゃんと指摘しに来たのだ。見た目と違ってとても面倒見良いじゃないか。
この足りない申請書は和彦が出した事になってるけど本当は誰かが書いた?と思ったが、出し直しの書類も同じ筆跡だったので和彦が書いたのか。あまりよく分からず書いたんだろうな。
部長から和彦にお願い。次期部長を小鞠にしたいと。和彦は副部長で支えてやってくれ。実務だと小鞠よりは和彦の方がずっと出来そうだけどヘタに出来る者は神輿を担いで副部長の方が良い、と思ったのかもしれない。
佳樹、お兄様の恋愛関係だか友達関係だかが進んで欲しいと、和彦のスマホのロックを勝手に外して杏菜から来たメッセージに返信してしまう。
そんな訳で翌日の昼休みはまた杏菜と階段で一緒に。で、杏菜の用事は何かと思ったら、辛い私の気持ちを聞いてよって話だった。鬱陶しいな。でもそれを和彦が甘やかすからつけあがる。
ともあれこれで相談のきっかけが出来たので文芸部の企画に何か無いか聞いてみた。小鞠の気持ちも解説してくれるし。それは良いんだが企画は食べ物。食いしん坊すぎる。
と言う事で取材に向かった、三人で。でも小鞠の方は二人だけでなくて良いのかと言うのだ。二人は付き合ってるんだろ。この言い方に和彦が即座に否定。うん、この時点で和彦はこんな立場だ。
杏菜がお店を見つけて入ったが、小鞠お小遣いが無さそうで注文しない。この場面ではたまたま持ち金が無いのかなと思ったけど、この後に学園祭の準備についての検討場面でお金に余裕のありそうな温水家とお金があまり無さそうな小鞠家が対照的に描かれるので本当にお金が無いのかもしれない。この設定、今後に響いて来るのか。
さて、面倒キャラの杏菜を抜きにして和彦と小鞠が学園祭の出し物の基本を考えたが、それについて杏菜の意見を聞きたい。だが、文豪の食の再現【写真】にしたいと言ったら当然杏菜はそれでは満足しない。ここで小鞠から助け舟。火を通した焼き菓子なら今からでも出せる。
杏菜の顔で調理室を料理部から借りれた。でも杏菜は小麦粉焼きしか作れない。それ、調理能力が無いと言う意味の他に、あの末端価格30万円素麺の生活の延長が未だ続いてると言う意味もある?
結局クッキーは小鞠が焼いてくれた。うちにチビスケ居るからやってやる事あるのでと言うが、ここでもひょっとしてお菓子を買うお金を節約してる?と言う家庭事情がうかがえたのかもしれない。そこにやって来た檸檬が女子力高いねと言う方向にしたが。
その檸檬から衝撃的事実発覚。文芸部に顧問が居ない。
白羽の矢が立ったのは甘夏先生。クラス担任の。でも既に卓球部の顧問やってるからと言って別の人間を推薦する。あ、それ絶対養護教諭の小抜先生だな。あとで分かるけど。それを見た和彦が「あー」って顔しちゃう。
佳樹が文芸部のお菓子を手伝うと言ってくれた。準備が進む学園祭。ただ、小鞠が頑張りすぎてる風がある。叶わなかった恋だが、先輩達をしっかり送り出したいと力んでる。力みすぎてないか、大丈夫か。
準備が整って生徒会に申請書を出し直しに行ったら、そこには読めない名前の子が。馬剃天愛星(ばそり てぃあら)副会長。ちょっとアレな子だったが、生徒会長の放虎原ひばりは迫力がある。設定見たら二年生だった。申請を受理したのは良いがちょっと気になるセリフがあって、今までは志喜屋に免じて許していたが次からはそうは行かないぞと。