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異世界失格・第11話

セーラー服少女に襲われたドリッテン聖堂。ネコバスによってアネット達が到着。神官達がみんなやられていた。

中に入るとヴォルフが吊るされてその前に座るセーラー服少女。名を問われて自分はユリコ、嘗てヴォルフから教えを受けた転移者だと言う。そして今は強欲の堕天使。

そして自分とヴォルフの時間を邪魔するなとスケルトンを大量に出してアネット達を襲わせた。ニアは以前とは違って戦いに怯まないが、かと言って戦力が強くなった訳でもなく、そこはタマが防いでくれた。ドワーフが作ってくれたあの装備が役に立つ。

だがスケルトンはやられてもやられても再度組み立てられて襲って来た。これがユリコのギフテッドのグリード。

イーシャ「おまえとヴォルフの間に何があった!」
よしよし、ちゃんと回想に導いてくれたな。

ユリコは転移されてこの世界で教育してくれたのがヴォルフだった。ヴォルフは熱心にユリコを教育してくれて、ユリコはいつの間にかヴォルフを慕う様になった。しかしそれは次の転移者が来る迄の事だった。

次の転移者もユリコの様な少女で、そしてユリコと違ったのは能力が高かった。ヴォルフはそちらの少女の教育に熱心になる。神官としての使命もそうだろうが、その前にヴォルフはユリコに対して転移者が何も必ず魔王と戦う必要は無いから能力が低ければ無理しなくて良いと言っていた。

ヴォルフの目が自分に向けられなくなったユリコだが、それでも練習は続けた。しかしヴォルフはあとから来た少女の能力に目を奪われていた。これがユリコの中で何かをフラッシュバックさせる。この時点では分からなかったけど。
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そしてこの時にユリコの力が開花した。
これが今のユリコの力。みんな死んでしまえば良い、あの少女の様に。

ここでセンセー登場。まさかこんな登場の仕方するとは。ネコバスに速度で追いつけないのではと思ったのにこれなら少しの時間差で追いつく。自走式棺桶とはドワーフ凄いな。そしてこれなら時間がかかる。

センセーはユリコを見て確かに似ていると言うのだ。メロスに連れて来て貰ったあのおばあさんを引き合わせて。これで似てる?流石作家の見る目は違う。

彼女を見てユリコはヒカリと呼ぶ。そしてセンセーは妹さんの物語を今書き終えた所だと言う。あのおばあさん、ユリコの妹にヒカリ?

さあ次は君の番だよと言うセンセー。ユリコとヒカリは前世で姉妹だった。だがヒカリは病弱でユリコはつきっきりで看病をしていた。高校生活を楽しみにしていたのに、それも犠牲にして。これ、いつの時代?

それ以上、自分の過去を暴くなと言うユリコ。しかしセンセーは怯まない。それでユリコは自分の青春を奪ったヒカリが憎かったと言うのだ。それだそう言う言葉を聞きたいのだとセンセーはニヤリ。

折角こちらの世界に来て、ヒカリから自由になってヴォルフを慕う様になったのに、そこにヒカリが来てまたヴォルフまでもがヒカリに奪われた。だから欲しい物は全部奪う。強欲の堕天使になった。

だが、君が本当に欲しかった物とは何だ。それに怒るユリコだが、それをヴォルフが防ぐ。折角防いでくれたのに、センセーはおまえは私が書く物語には邪魔だと言う。そして迫るセンセー。本当の思いを語れ。

父はヒカリしか見てなかった。桜の散る卒業式の日、ヒカリが寝入ってしまったのでユリコは行きたかった高校のセーラー服を着て卒業した筈の学校へ。しかし帰って来たらヒカリの容態が急変して医師がなんとか処置した。そしてそれを父が怒る。リボンなど付けて何を遊んでいたんだ。
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こうして茫然自失したユリコはトラックに轢かれる。あ、これって昭和40年頃のトヨエースに似てる。その頃か。そして転生先でも妹を殺してしまった。死んでなかったけど。自分は強欲なのだと泣き崩れるユリコだが、センセーは誰かに見て貰いたいと思わない人間が居るだろうかと言う。ヒカリはそんな思いを知らなかった。そしてユリコの居なくなった世界に絶望したヒカリもトラックに。

ヴォルフ、この二人が姉妹だと知っていたのに、二人の関係は何となく分かっていたのに、自分はちゃんと指導してあげられなかった。

やっと物語は繋がったよ。こんな美しい愛の物語、自分の手で完結させるものではないとセンセーは元の世界へ戻してちゃんとした人生を綴りなさいと送り返す。
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あれ?次回最終回?だとしたらさっちゃんは今期のラスボスにはならないかな。

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