ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで・第10話
金棲魔群帯に入るにあたってリズも荷物を背負う。灯河達の荷物が少なくなる事が自分達の防御力が上がると言う合理的なご意見。これでリズも立派にこの傭兵団の一員だな。え?これ傭兵団なの?
さて早速魔物のお出まし。イヴが一人で片付けても良さそうだが、灯河がパラライズとポイズンを使って殺してみた。状態異常能力の無駄遣いでは?と思ったが、灯河の状態異常能力がここの魔物にどれだけ効くかのテストだった。こいつは廃棄遺跡の連中より全然弱い。
川を岩を伝って越える時、どうもイヴの反応がおかしい。おまえは一体何をどう推測して話してるのか。
進むうちにさらに新しい魔物。これはイヴが敵わず魔群帯から脱出せざるを得なかった強敵。黄色いのが全部眼みたいなキモい魔物で、灯河曰く、嘗て逃がした獲物を発見して今度こそやってやるぞと喜び勇んで突進して来たと言うのだ。この場面ではふーん成程と思ったけど、これと同じのがあとで山程登場するので必ずしもイヴを取り逃がしたと思ってる魔物ではないのでは。ともかく、ノコノコ近づいて来たので灯河の射程に入ってパラライズとバーサクであっさり片付いた。
魔物の一部を切り出してピギ丸の強化剤へ。なんだかイヴもピギ丸も気持ち悪そうにしてるけど単にブヨブヨなだけなのでは?
そんな時にどこからか魔物の気配。ただ、殺意も敵意も無い。何だろうと思ったら、灯河のリュックが光っていてそこに入れておいた卵が反応していたのだ。
卵から出て来たのは馬の魔物。出たと思ったらいきなり育った。背中に何か玉の様な物があり、セラスによると魔素を取り込む器官らしい。それではと灯河の魔素を注いでみたら巨大化した。1万注入でとても大きくなった。スレイプニルの様な感じなのでスレイと名付けた。
と思ったら場面はいきなり勇者達の方へ。十河グループはヴィシスからお荷物をお前が面倒見ろと言われたグループだったのであまり活躍が出来ていない模様。戦場グループはうまく立ち回ってレベルが上がってる。桐原はこんな雑魚ばかりで自分が認められていないと不満だった。
勇者達の方にあの黄色い眼だらけの魔物が出現した。添乗員達は強敵なので今の勇者達には荷が重いから自分達で片付けよう、勇者達には下がって貰おうと判断する。添乗員さん達、ちゃんと強くてイヴが勝てなかったと言う魔物をあっさり倒したよ。
でもその後、ワラワラと迫って来る。それを見た桐原、この俺様が片付けてやると一網打尽。俺こそが未来の王、キリハラだ。
そして高雄姉妹の方、何者かにつけられて居たのに気づいて白状させようとしたら、自害してしまった。どうやらヴィシスが付けた間者らしい。
蠅王ノ戦団、遺跡で一休みした翌朝、灯河が一人で襲来した魔物人面種を倒していた。
先へ進むと大きな崖がそびえている。そこを回避して(確かに前回イヴが出したマップに城壁みたいなのがあった)行くと切れ目がある。そこを通ればと思ったその時、頭上に何か出現。咄嗟にイヴが切り倒したが、それで良かったのか。
そう思った時、死んだと思った筈の魔物が悲鳴をあげて信号弾を上げた様になった。これに呼応して魔物達が一斉に集まって来た。あまりに数が多い。これはパラライズ出来る数ではない。