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恋は双子で割り切れない・第9話

純と小学校の時から仲の良かった双子の琉実と那織。趣味とかは琉実の方がずっと純と合っていたし会話も琉実の方がトントン弾むから那織は中学校とかでは部活に勤しんでいたが、ある時に我慢しきれなくて純に告白して「一年間」付き合っておしまいにする。

当惑の純君、次は今までの通りに那織と仲良く会話をしていたが、那織からは付き合ってるつもり無いからと宣言されるも、前回などどう見ても甘えられている状態だった。

そんな宙ぶらりんな状態でナアナアで時が経っていたが、ここに来てそれを撹乱する者ありけり。

前回、琉実の活躍でバスケの試合は勝ったものの、それは一方で次の試合でマークされる事になる。徹底的にマークされて琉実は思い通りの動きが出来ずに敗退。ただ負けたのではなくて思う様になれなかったのが琉実にはこたえた。
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そんな琉実に付け入ったのが坂口瑞真(さかぐち みずも)。え?誰だっけ?チラと出ていたかもしれないけど名前が全く記憶に残っていない。

その坂口が琉実を励ますうちに「好きなんだ」と言って来る。

そんな事とは露知らず。那織が部活を作ろうぜと純と森脇に言う。学校に拘束されるのは嫌だと言っていた那織のどんな心境の変化かは不明だが、仲間内でだべる部活が欲しいのだそうだ。うーん、別に部活でなくともやってるのでは。

ともあれ部活にする要件としては部員5名と顧問の先生。先ずは5名揃えなくてはならないが、ここの3人の他にあと二人誰?と思っているとあっちからやって来る。
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好きな事を語り合う、だけでは活動を受理されないのでそれについて評論して形にする、ならもっともらしい。よし、以前チラとチェリビダッケが出て来たのでクレンペラーとかクナッパーツブッシュとかも入れて語り合おうじゃないか。テンポの話とか(それ何部?)

那織の方は盛り上がってるけど琉実の方は申告に悩んでいた。ここに浅野麗良先生登場。いや、マジで麗良は冷静な分析をするのだ。私の知らない駆け引きとか用語を使って。うん、陰キャ系爺さんにはさっぱり分からんよ。多分年齢の問題よりもどっちの世界に居るかではなかろうか。

坂口の気持ちの片鱗も気づいてなかった琉実に対して気づいてたらもっと距離を取るよねとか、どうするもこうするも断るだけ(即断だな)、一方で好きと言われただけで付き合ってと言われてない場合はそれを考えなくて良い?

でも坂口はその後デートして欲しいと言うのだ。それを聞いた麗良先生はそれを評して「泣きの一回」と言う。は?何その用語?初めて聞いたけど、意味は分からない訳でもない。

さらにそのデートの話は那織と純が仲が良いよと言う話の後で出たのかと聞いて(それを予測していた)ブレさせて付け入る隙があったらと来たのだなと言うのだ。

その晩、琉実は純に電話したいと言って、その中で坂口の事を聞く。今日話したかと。これだけで電話が終わって純にはさっぱりだよ。ところで純から坂口の呼び名は坂口安吾なのかよ!

那織の部活の話、純も亀嵩も琉実に話せと思ってるけど、那織は何だかちょっと逃げてる。

麗良先生の指摘は非常に合理的に進む。バスケのシュートの時に悩んだか?当然琉実は迷わずシュートを打った。じゃあそれと同じで、全ての要素がもう決まっているのだから琉実の思うとおりに行動すれば良いのだ。論理的だけど、心情的に琉実が飲み込めるか。
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部活の申請は依田先生の許可も出た。しかし部室が別の部活申請とバッティングしたのだ。相手は遊戯部。室内ゲームに関しての部活。あー、実は私は高校時代に室内遊技研究部をやってまして、まさにそれだね。将棋とか既存のゲームじゃなくて新しいボードゲーム(昭和50年当時なので海外ボードゲームがガンガン入って来る全然前)を作ったりしたよ。軍を動かして領土を獲得すると言う、今思えば信長の野望みたいな(未だ信長の野望はこの世に出ていない)。

この日の夜、琉実から純に電話。ここで初めて坂口の話を出す。いきなり遊びに誘われたけどどう?と。そして告られた事も。でも純からはそれは琉実の事だから琉実がどうするかだと言ったら琉実が怒る。立場じゃないって何、それ。付き合ってないから無責任な事言わないって何。泣いて琉実は電話を投げ出した。

これに気づいた那織。話したいなら聞いてあげる。
なるほど、純に止めてほしかったけど止めてくれなかった。
面倒くせーな、そんなの分かるか。

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