【推しの子】(第2期)・第21話
前回「そう来たかー」と思った姫川の父の件。姫川はDNA検査の結果を見て自宅に場所を移してアクアに語る。そして衝撃の事実。
姫川の母は女優の姫川愛梨で父が俳優の上原清十郎。そして過去を遡って見てみたら「夫婦心中遺体発見【か】」と言うのが出て来た。即ちもう死んでる。
一晩姫川のマンションで過ごして朝帰りのアクアにルビーが叱る。アクアに後ろめたい雰囲気も無いし姫川の所だと言うのでルビーは収まる。
でもアクアが居なくなったのを気にしてたのはかなとあかねも同じ、いやそれ以上で、姫川からちゃんと態度決めておけと言われた二人だ。こいつら、と思ったアクアは、もうアイの仇は死んでると言うので、もう良いのかと思ってしまう。アクアからアイの光が消えたよ。
物語的にそれで終わるとは思えないので、このあとどうなるのか。色々な場合が考えられる。「遺体発見【か】」と、【か】で終わってるのは、実はそうじゃないと言う展開があり得るし、そもそも父親が上原清十郎だとして、アイを殺したのが彼とは限らない。姫川が5歳の時に心中してる。アクアは姫川より年下で、アイが殺された現場でトラウマになる程の年齢だとしたら年代的に合うのか?それに姫川の説明だとわざわざアイを殺しに行く人間だろうか。それよりもアイが上原清十郎とデキて子供まで生まれたと言うのを知ったいかれたファンに殺されたと言う方が自然ではないのか。
ともあれ光が無くなってしまったアクア、この先どうして行くのだろう。
それはそれとして、MEMちょから大事なお知らせ。チャンネル登録者が間もなく2万人になります。でもかなとルビーは全然反応が薄い。100万人行かなくちゃね、ってここも目指せ登録者数100万人かよ。
ただ、ここでMEMちょ様から重要な知識が授けられる。登録者100万人と言うのはヒエラルキーの中でも最上位中の最上位。そんなレベルまで簡単になれる訳が無い。あ、そうなんだ。いやあマヨぱん無理じゃん。
とは言え、現実的に収益から言ったらもっとずっと登録者数が居なければ生活すらままならない。それはMEMちょも理解してる。
なのでMEMちょの次の企画はルームツアー動画。自分達の部屋はこんなだよーと言うのを流す。うわー、凄い嫌だな。当然かなも猛反対した。そこにMEMちょから殺し文句が来た。ルームツアー動画で登場した私物は全部経費で落ちます。
かな「すぐにやろう」
と言う訳でさっそくかなの部屋を写してるけどどれもこれも高い。水冷PCって、誰に騙されて買わされた。かなは金のかかる女。タクシーに乗るにしても個タクは嫌で大日本帝国でなくちゃ嫌。
ルビーの部屋も、と言う事でルビーは部屋に戻ってから回想するけど、あ、一期冒頭の話の本筋をもう忘れてる!いや、あの先生自体は覚えてる。で、どうなったんだっけ。とここで見返して、そうかそうだったか、あの二人が今アクアとルビーだったっけ。肝心な部分なのに、その後の展開が凄すぎて消し飛んじゃってたよ。
MEMちょの次の企画はミュージック動画。作成のツテはMEMちょにあった。宮崎の知り合いだが、そっちに行けばお友達価格で作ってくれると言うのだ。宮崎と聞いてちょっと顔が曇るルビー。それは実はアクアもそうだが。
そしてさらに次の企画はオリジナル曲。新生B小町初の曲はB小町を手掛けていたヒムラに依頼してある。しかし先月迄の約束だったけど、一向に上がって来ない。
待とうと言ってもルビーが全く納得しない。ただ、ルビーの言い分も分かる。アイドルがアイドルで居られるのは時間が限られる。MEMちょ、いづれ三十路になるし。
実はヒムラ、大御所として枯れてしまっていたのだ。もうやりたい事はずいぶんやってしまった。だから思う様に曲のイメージが浮かんで来ない。そんな所に送られて来たのはルビーの動画。誰の為に書くのかどんな人間の為に書くのか、そしてその相手がどれだけの魅力があるのか。これを示されたヒムラ、俄然力が湧いてきた。
東ブレ、千秋楽を迎えた。あれ?では光が消えたアクア君、東ブレの舞台はなんとかこなせたの?
そして次の幕が上がるのです。
謎少女登場。