真夜中ぱんチ・第12話・最終回
リブが失踪しました。ヴァンパイアの掟として居場所を知らせずに居なくなったらそれは粛清対象で、それに伴ってマヨぱんのチャンネルも期限を一ヶ月前で終わりにしろと言うのだ。この緊急事態に苺子達は緊急生配信でりぶを探すのと、その為に自分達はヴァンパイアであると明かした。
何やってるんだと真咲は急いで帰還。でも晩杯荘には誰も居ない。外で苺子に捕まって事情を話され真咲はあの廃病院へ連れて行かれた。ゆきからはお前の出来る事をしろと言われた真咲はマヨぱん最後になるかもしれない緊急生配信のコントロールを任された。
と思ったら追手のヴァンパイア出現。緊急生配信は「廃病院でヴァンパイアおにごっこ」になった。その文字、真咲が入れてるの?ともかく鬼ごっこスタート。こんな事もあろうかとカメラがあちこちに仕掛けられたのか。
視聴者はいくら何でもこの時点でヴァンパイアが本物とか思っていない。思ってるのは真咲だけ。
鬼ごっこ、十景が早々とアウト。引き続いて譜風もアウト。配信を広げて下さいと言い残して。真咲さん、お願いしますとも。これが流れたのでコメントには真咲がいるのか、あいつが?と言うのが流れ始めた。
次は苺子がやられそう。なので真咲が駆け付けて苺子を担いだ。ここで苺子が変な事を言うんだよね。後から見たらああそうかなのだが、コメント欄に「真咲が居るのか?」と言うのが書き込まれたのを見たら苺子が「そう、真咲さんがいます」とか言う。解釈によってはりぶにここに真咲が居るのを知らせたと言う意味もあるが。
危うい場面にゆきが登場。
お前ら全員私が相手してやると言ったが、そのゆきもやられてカメラもやられた。ちょっと待ってね画面。
逃げた筈の苺子も出血で危うい状況になってる。真咲の目線では深刻な状況なのだが、ヴァンパイアなんて微塵も思っていないコメント欄は時間稼ぎかよとか勝手な書き込みがなされていた。まあそりゃそうだろう。第三者なんてそんなものだ。
苺子、マヨぱんを続けたかったのにと眠りについた。
荒れるコメント欄。もう真咲は配信を終わらせるかと思ったが、ここで前回の大江戸寂しガールのコメントが目に入った。またぞろ煽ってる。何故?温泉ではあんなに親しげに寄って来たのに。
ここで真咲が気づく。と言うか、SNSでの煽りに対してこう言う気づきを描いた作品はこれが初めてではなかろうか。ある意味では画期になるか。
真咲は気づいたのだ。ここで煽ってる連中、ほとんどが何も考えてないで脊髄反射的に書き込みをしてる。真に悪意のある人間も中には居るかもしれないが、相当数はあの大江戸寂しガールみたいに何一つ考えて無くてただただその場で前頭葉を使わずに思いついた事を書いてるのだと。
そしてそんな煽りが溢れる中にも真咲を期待する書き込みもあって、chelly-blossomsの応援メッセージも目に入った。これ、さくらか。
誰がどう思ってるか分からないが、見てる人間が居るのなら配信は続行だ。自分が出なくちゃいけない。自分が出るべきだ。
そして追手から逃げる真咲。いくら鬼ごっこが得意とは言ってもヴァンパイアが本気出したら追いつかれるのではとは思ったけど。逃げながら真咲は訴える、りぶに届く迄拡散してと。
ここで前回予想した事が起きた。あのコラボイベントで一緒になった配信者がマヨぱん、いつもの事だけど無茶しやがってと拡散を始めた。ぐんぐん伸びる視聴者。
真咲、逃げに逃げて屋上に出たけど、屋上って最後の場所だぞ。追いついた追手、何故出る事にしたかと聞いて来た。いや、ただの追手はそんな事を聞かないだろうと思ったが、問い詰められて真咲とうとう叫んだ。マヨぱんを続けたい、そして出たかったから出たんだ。
近づく追手。手を伸ばすからやはりりぶかなとこの時点で強く思った。そして逃げる為に隣の建物に飛んだ真咲。ここで終わってたまるか。りぶが飛んで助けるのだろうと思ったらりぶが来た。あの追手の服装で。
ドッキリ大成功!
ここまで仕込んでたとは思わなかったなあ。苺子なんて迫真の演技じゃん。
いや、色々不審な要素はあったんだよ、カメラが大量に仕込まれていたとか。でもここまで仕込んだとは思わなかった。たった二日程度で企画して仕込む速度凄いぞ。愛の件まで。
仕込みだったので期限は以前どおり一ヶ月先にはなった。
あ、キャストとか流れてる場面はあの短期間にみんなで仕込んでる回想場面か。
とは言ってもここまでしちゃったら流石にゆきはマザーにとことん謝罪しなくてはならない。いくら人間達が信じてないと言っても「ヴァンパイアでーす」って言っちゃったから。まあマザーは許してくれたけど。
そしてりぶと真咲の結びつきは強いなと言うのだ。20年前のりぶの出会いって子供の時の真咲か。そしてりぶが真咲の血に固執するのはこの時の事か。死にそうだった時に吸えた血。
今期、ぶいでんでVTuberへの抵抗感を拭って貰ったけど、マヨぱんで配信者への抵抗感も消してくれたし、マヨぱん、楽しかった。