負けヒロインが多すぎる!・第4話
前回小鞠の玉木部長に対する告白で終わって、えー、衆人環視の中で告白かよ、どーすんのよ、ああひょっとしたら「これがなろうサイトに投稿する話です」みたいにはぐらかす方向かなと思っていたら、マジになっていた。
しかし予想外なのは玉木がいきなりなので考えておくと返事したのだ。あれ?なぜ先延ばしする?
ここで古都が「何故断らないのか」と迫って来るのだ。こっちも隠さずに来たな。しかし玉木がこれは小鞠との事だと言うので(ここも何故そんな事を言うのかと思った)、古都は怒って殴って、ああそうですよね、ただの幼馴染ですよねと言って去っていく。完全に修羅場だ。和彦が嘆くのも無理はない。
和彦がトイレに行ったら玉木が呆然としていた。相談に乗ってくれ。玉木から見て和彦がそんな相手に見えるのか藁をも掴む気持ちなのか。
ここで玉木が明かした内容で、玉木があんな態度になった理由が分かった。昨年のクリスマス(半年ちょっと前だ)に古都に告白してふられたと言うのだ。そりゃあんな態度になるのも分かるが、でもこの二人の状態でふられたと言うのが納得出来ない和彦。
そんな時に杏菜 が駆け込んで来る。古都が荷物を持って出て行ってしまった。これは追うしかない。玉木は走り去った。二人は後をつけて玉木と古都の様子を見たが、玉木がだって昨年のクリスマスに自分はおまえにふられたんだと言うと、古都がそれを理解していない。え?ふった?クリスマスに玉木が「 」と言ったら古都が「一昨日来い」と言ったと言うのだ。それ、古都が告白だと理解出来てない。
そんな訳でこの二人の間は誤解が解消した。自ずと小鞠がふられる事になる。小鞠は部長が断って来たと言うので、玉木はそこは明確に答えたらしい。だが小鞠はほんの少しの間だけでも古都を越えていたと満足してる、事にして泣く。
ただ、部活は今後どうなるのだろう。和彦は心配したけれど小鞠がしっかり玉木への投稿の話も出来たし、さらには古都にも今後も指導して欲しいと言うから古都の方が泣いてしまう。
普通の高校生活が再開した、筈だった。
しかしここで和彦が聞いてしまう。噂話を。杏菜が新しい彼氏を作った。誰?うーんと誰だっけ?むこうみず?でも杏菜はモテるのに趣味悪いよね、そいつの顔知らないけど。
そんな噂が立ってるんだ。そしてお弁当の時間。杏菜から今日のはいくらだと聞かれて、予想はした。残りの金額全額。もう終わりにした方が良いだろう。杏菜は納得出来ない。突き詰めると噂が流れているから終わりにしようと言うのだ。
檸檬からはちゃんと話はしておけと言われ、文芸部で杏菜と会ったので言葉の補足はした。弁当の時間は楽しかった。
小鞠はこの件で和彦が杏菜にふられたと認識してて、世間にそう広まってるのか。そして袴田が声をかけて来る。ちょっと話がある。しかし袴田の方には和彦が杏菜と付き合ってるみたいだと思われている。そんな事はない、杏菜は今でも袴田が好きなんだ、と言ったところで杏菜介入。何の話をしてるんだ、あんた達は。
袴田、別れた後ろめたさからか杏菜に幸せになって欲しいから和彦にあんな事を言ったと強調する。いや、押し付ける。それを見た和彦が止めた。そんな事は杏菜が自分で決める事だ。押し付けるな。
杏菜は自分を放置して二人でいい感じにまとめるなと怒る。
夏休み開始。
何故ビザンティン。
和彦が非常階段でぼっとしてる所に小鞠が袴田にカツアゲされたんだろとか嬉しそうに寄って来た。こいつ、和彦の不幸は楽しそうだな。そこに杏菜と檸檬も。でも小鞠は妙な気の回し方をする。和彦と杏菜を見て、檸檬に走り方を教えてと言ってグラウンドに向かうのだ。貸しだぞと和彦に残して。
二人だけ残されて、和彦から大事なお話。え?大事なお話?杏菜は焦るが、見てる方は告白じゃないよなあと予想はする。かと言ってここで小説の話?と言うのも疑問だったが、和彦から出た言葉は「友達になって欲しい」で同時に杏菜から出たのは「ごめん、君の事は友達」。
和彦、勝手にふられて(告白してないけど)、友達のお付き合いは始まる。