異世界スーサイド・スクワッド・第6話
武器弾薬を補充して砦に帰って来てみたら、砦はエルフ軍の襲撃を受けて全滅。眼の前でのっぽちゃんを殺されたハーレイが駆け出す。それを追う他のSS。
次の帝国の第一次SSは魔女とイカレ科学者。イカレ科学者=シンカーによってエルフが異様な統率力を持って攻撃してきた。魔女=エンチャントレスは強力な防御シールド持ちらしい。
しかもそれだけではない、水中にはキラークロックと言う水棲人も居た。キング・シャーク以上に水中戦闘に長けていて、仲間も居るせいでナナちゃん苦戦。
エルフが無尽蔵に居て苦戦するピースメーカーやヘッドショット達だが、自分じゃ何も出来ないくせにと言ったハーレイの罵声にシンカーはだったら直接お相手してやろうと頭を光らせる。
あ、これ、精神攻撃か。トラウマをえぐるヤツだな。舞台の上で観客から嘲笑されるクレイフェイス、息子から撃たれるヘッドショット、世界を救ってくれないと言われるピースメーカー。ピースメーカーにも弱味はあったか。ただ、ハーレイは影響受けてないみたいだが。
不必要に苦しめるなと言うエンチャントレス。それを受けてシンカーはトラウマをえぐられて倒れているヘッドショット達に銃撃をお見舞いした。
怒ったハーレイがエンチャントレスに向かって行くが、どうもエンチャントレスはあまりSS同士で戦いたくないみたいな風がある。アーガスは嫌いだが、帝国も好きな訳ではない。第一次SS、どうして帝国に味方してるんだろうね。
強敵なシンカーとエンチャントレスを制止したのはリック。彼らを連れて来た人間だからね。そして手元に爆破のコントローラーがある。
ただ、シンカーはそんなものが未だ有効だとでも思っているのかと言う。有効かどうか、試してみようか。腹のさぐりあいか。
まあいい、とシンカーは引き下がる。
でもみんな死んじゃったと泣き崩れるハーレイ。シンカーもリックにお前と気狂い女とサメ男だけで何が出来るかやってみろと言っていた。なのに、クレイフェイスさん、泣きの演技は上手いが立場が逆だなと起き上がる。神のご加護なのか弾は止まった。衝撃で気は失ったが。やはりエンチャントレスが弾を止めたのでは。エンチャントレス、SS同士の戦いをしたくなかったみたいだから。
完敗でまたもハーレイ達は牢獄の中に。王国としては大臣たちがエルフ軍に恐れおののいていたものの、女王は大した物は失っていない。砦が陥落した責任は囚人軍を率いた彼らの責任、あいつらは縛り首だ。
女王、おかしいよね。砦を取り戻した時はあんなに顔を歪めていて、今回ハーレイ達が失敗したらここぞとばかりに死罪にしようとする。
フィオネもおかしいと思っている。何故お母様は彼らを処刑したがるのか。この戦争を終わらせるのが王族の責務であって、彼らの力を使うべきではないのか。
セシル、フィオネの意を受けてハーレイ達を解放してもう一度戦って価値を女王に見せろと言う。だがあの敗北でヘッドショット達はすっかり意気消沈していた。そんなヘッドショットを何とか動かそうとするセシル。そしてリック、シンカーに頭を覗かれただけでそのざまかと。ナナちゃんの牙でヘッドショットもクレイフェイスもナナちゃんも何とか立ち直る。
フィオネ、どうしても何とかしたかった。それは過去にうっかり自分が漏らした言葉で友達の弟を殺してしまったせいで。母からはお前の責任だと責められ、おまえは私の言う事を聞けば良い。それ以来言いなりだったが。
そのフィオネが用立てた馬車でハーレイ達は脱出。弾薬も用意されていて。ピースメーカーは戦い方を決めた。あのシンカーをまずは潰す。
だがそのシンカー、ヘッドショット達の頭を覗いた時に知った。あのゲートで電波を定期的に受信しないと首の爆弾が吹っ飛ぶ、と言う事はここに来るだろうとゲートで待ち構える。