異世界失格・第5話
今回始めて聖堂のある地名ではなくて地方の名前を見たら、何だよゾンターク地方ってそれドイツ語で日曜日じゃないか。あとから聞く他の地方名も全部ドイツ語の曜日の名前じゃないか。
ともあれゾンターク地方のヴァイス大聖堂に転移陣でイーシャ到着。イーシャは前回でもう土地柄が関係なくなって出番が終わりかと思ったら、教団の神官として今後も出るみたいだ。既に酒浸りのヴォルフがそこに居て、これって問題が多い転移者に悩まされて酒浸りかと思ったらそうじゃなく管轄地がドワーフのエリアなのでそれでやってられんと言う様子。
次にやって来たのはOPででかい神官が居るなと思っていたがゴブリンの大司教エルトン。そしてさらに来たのはこのゾンターク地方を管轄するミラー枢機卿。
揃ったあとで新任の司教の紹介。ドジっ子アリア。居なくなったアネットの公認で、あそこはディーンスターク地方だったのか。
各司教から現状報告。イーシャは先日の転移者の暴走の件を報告したものの、ちゃんと収まった。しかしミラーは今回問題としてるのはその転移者の件。憤怒の魔王は転移者達によって討伐された。それで教皇は異界とこの地を結ぶ転移陣を封じてそれ以降転移はされていない。ここだ、センセーはその封じられた後に転移して来たのだ。
憤怒の魔王を倒した七人の転移者が魔王城を占拠し新たな支配者となった。そしてこの七人から教皇に書状が届く。ザウアーベルクは我々転移者が理想社会に作り変えると。魔王を倒したら次の魔王が出現したでござるの巻。
ところでその場面でチラと見えた中にさっちゃんの後ろ姿らしき人が居ましたが。
これを知った教皇がいたく失望。転移者はこの世界を救う天使と見ていた。なのにその我が子同然の天使の筈の者達が牙を剥いたのだ。世界を救った七人の天使が七匹の堕天使となってしまった。それどころか、役割を失ったそれ以外の転移者達も堕落して堕転移者となって各地を荒らしている。まるで英仏百年戦争の後みたいだな。戦争やってる時は便利に使われていた傭兵達が、戦争が終結してしまったらやる事が無くなって無頼の徒になったのと同じ。
教団から見たらこれに加えて魔王の娘ウォーデリアの動向も危惧している。
堕転移者にどう対処するか。ここでイーシャが思いつくのがセンセーだ。あの堕転移者のスズキを元の世界に転移させた。これを聞いて他の司教達が驚く。逆転位?そんなギフテッドを持ってる者が居るのか。
それを聞いた教皇がその天使(センセー)は我々の希望の光かもしれぬと言う。
そして一方魔王城ではさっちゃんが七堕天使の一人になっていた。
などと言う事が起きてるとはつゆ知らず、センセー達は棺桶を引きながら街についた。そのアネット達に声をかける少年。この少年、OPでセンセー達と一緒になってる子だな。
彼は勇者紹介サービスをやってると言う。転移者=勇者を紹介して安全な旅を保証するサービスだと言う。ナニソレそんなの要らないとタマが言うのに、アネットが4万ジェニコで即決。
旅には安全が必要、棺桶の中に居る亡くなった人もそれを願っている筈とか言い出したので、中からセンセーが「生きててすみません」と。ここでサブタイを回収する。
ニア、金を奪ってあとで宿に勇敢な戦士を紹介すると言って逃げて行く。でも宿で待っても来ない。センセーは気づいている。あの子は大人と同じ目をしていた。宿のおばさんがニアについて説明してくれた。あの子はいつも旅人を騙してお金を奪って生活してる。ただ、彼は彼でそれ以外に生きてく術が無いのだ。おばさんとしては何とかしてあげたいとは思っているのだが。
勇者様とか言う立派な人が居るのなら、あの子を救ってやれないのかと溜息をつくおばさん。おばさんもニアも勇者=転移者には会った事がないんだ。まあここの勇者には会わない方が良いのだが。
しかしニアは橋の下で誰かにさらわれる。あれ?この街にそんな連中が既に居たの?と思ったら、さらったのは堕転移者三人。勇者様、ニアを救うどころじゃない。
首領はドラゴンの皮膚すら貫く矢のマッドギアのギフテッド。残りの二人は鋼鉄の身体みたいなのと、目が燃えてるみたいなの。目の方は後の様子だと相手のステータスが見られるのか。それだけ?
そこにセンセー登場。嘘はいけない。君達は勇者なんかじゃない。そんな嘘をつくから子供まで嘘をつく。これを目にギフテッドがある奴が見て、センセーも転移者だと理解。これはヤバい。あれ?でもHP001しかない。この程度なら簡単に殺せると聞いた瞬間センセーのHPが急上昇。こんな能力あるのか。
センセーの得体の知れない力に雑魚堕転移者は撤退。ニアが助けられた形になったが、センセーを見るニアは憧れの勇者を見るキラキラした子供の目になっていた。
その目こそ少年の目。と言いつつ、そのまま放置してセンセーは行っちゃった。
センセーの一行にニアが加わった。勇敢な戦士を紹介する。それが自分だ。
ニアが加わってセンセー一行はグリューンに到着。でもグリューンに到着したらタマは離脱?と思ったけど何故か兵士達に囲まれ、そして牢獄へ。
グリューンを支配した七堕天使の一人が何か指示したのかな。