異世界スーサイド・スクワッド・第7話
前回すっかりシンカーにやられてしまった第二次SS。ただピースメーカーだけは自分の考える平和を乱す相手はどうしてもそのままにしておけず、まずは頭のシンカーを叩くのが作戦だと考えた。
ともあれまたぞろ信号を受信する為にゲートに向かったら、シンカーが要塞をあっと言う間に作り上げて待ち構えていた。しかも周囲にはエルフを大量に配置して防御している。だから普通に突っ込んで行くと突破できない。
さらにはハーレイが双眼鏡で見ていたらシンカーとカタナが一緒に居る。これはさらに面倒。シンカーを倒すにはカタナを引き離さないとならない。
エルフがあれだけ統率が取れて行動出来るのはシンカーのシンキングキャップによって意識が共有されているからだそうだ。
さてどうしよう。ここでまたもハーレイはプリンの言葉を思い出す。装置とかそう言うのは問題ではない。結局は人。鍵を握ってる人をやればよい。その手があったか、ピースメーカー(ニヤリ)。
ナナちゃんがクレイフェイスを背負って城塞の裏手へ向かう。でもナナちゃん、水の中に潜って進むんだけど泥男のクレイフェイスは大丈夫だったのだろうか。なんとかなったみたいだが。
その一方でピースメーカーとハーレイは離れた小屋の方へ。リックはナナからの合図があったら注意を引く為に城塞前面に行く。何が合図かと思ったらナナのゲップ。これだとヘッドショットに蹴飛ばされてリックは城塞前面へ。
これを見たエルフ達は一斉にリックを追いかける。リックは予定どおりに城塞からエルフを引き離す。。
城塞内はエルフが動員されて慌ただしくなる。このタイミングでクレイフェイスがシンカーに化けて城塞内へ。カタナと鉢合わせするが、これは予定した行動だったらしい。これでシンカー本人とカタナを別々にするのだが、クレイフェイス、大根役者だな。なんだその狼狽ぶりは。でもカタナがバカで助かった。簡単に騙される。
騒動の中で一人エルフを捕まえて監禁する。その為にピースメーカーがエルフに化ける....えー。
さて、エルフを一人拘束。おまえたちは意識を共有してるのだったな。そうピースメーカーは告げて、このエルフに拷問をかけた。ピースメーカー、そう言うヤツだったのか。
これで意識を共有してるエルフ達が全員苦しみだした。成程。あれ?じゃあ戦いで傷ついて死んでいくエルフの意識はどうなってるの?
何だこれはとシンカーは問題のエルフの方へ全エルフを集合させた。まあ救出と言うか問題排除のつもりだったのだろうけど、エルフ程度の戦力ではハーレイとナナちゃんで容赦なく倒せる。
そしてヘッドショットが開けた穴からハーレイが侵入。シンカーとご対面。
でもシンカー、頭の中が読めるからハーレイの動きを先読み出来てハーレイの攻撃が当たらない。だったらとハーレイは頭を自分でぶつけて思考を混乱させてバットを投げたら思考が読めないシンカーに当たる。表層が読めないなら深層を読んでやると言うシンカー。
ヘッドショットやクレイフェイスがやられたあの深層心理へのダイブだ。だがハーレイの深層心理は一筋縄ではない。それはプリンちゃんが居るから。シンカー逆にハーレイとプリンちゃんにやられてしまう。
シンカーがやられてエルフのコントロールが全部解ける。同時に城塞も崩壊。
シンカー、カタナに狩られてクレイフェイスが泥に。
でもクレイフェイスさん、伝説の剣みたいなのに化けたよ。え?剛性とか大丈夫なのか?カタナと互角に戦えるのだから大丈夫なんだろうな。
カタナは逃げたが、シンカーによるエルフ城は陥落。今回はハーレイ達の大勝利。なのにこの報告を受けた女王の顔が一層歪む。そして衛兵に命じて奴らを捕まえて来いと。こいつ全然勝ちたくないみたいだ。