負けヒロインが多すぎる!・第7話
学校に顔を出さなくなった檸檬を追って新城市の檸檬のお祖母さんの家へ。で、泊まる事になった。
夜中に水を飲みに和彦が起きたら杏菜も起きて来てた。椅子の隣をポンポンと叩いても悪い予感がしかしない、そう言うキャラになってしまった杏菜。
当然檸檬の話になるんだけど、所詮は三人の話なので第三者がどうのこうのするモノじゃないと思うけど、ああそうか杏菜からしたら泥棒猫には一言言いたくなるのか。ただ、この場合どっちが泥棒猫か。杏菜のこれまでの立場だとずっと前から好きだったのに後から来た子とくっついたら、いや待て杏菜の場合は明確に付き合っていたのか。なら泥棒猫と言いたくなるか。
さて、檸檬はこんな夜中に走り込みをしてる。それは当然ただの練習な筈ではない。きっと神社に居る筈と杏菜が教えてくれると和彦はちょっと外に出て来ると言う。和彦、世話焼きだな。檸檬とは学校がずっと一緒だったんだっけ。
神社には檸檬が居た。なので檸檬の話を聞いてやる。檸檬は光希のせいで心を揺すぶられてしまった。光希が無神経だったのが悪いとは思う。でも頼られると檸檬だって考えてしまう。光希が千早と別れらと。それ、檸檬は自分で酷い事を考えたと言うが、いや、別に婚姻関係を結んでる二人ではないので、酷い事ではないと思うよ。
ただ、和彦がじっくり話を聞いてあげた事で檸檬はかなり気持ちが晴れた模様。翌朝はかなり元気だった。だがそれよりも杏菜が和彦を見て妙な表情をしてる。何だその表情。和彦が着てるTシャツが問題だったらしい。そのTシャツ、檸檬ので、和彦が普通に着られてるけど昨日杏菜に貸そうとしたら入らなかったのだそうだ。背丈は檸檬が大きいので、え?胸?ただ、あれだけ杏菜が焦ってるとすると太さ?
そのやり取りを見て後から忍び寄る古都。なんかうまく行ってるじゃん、って、元々あんたが誘った話であんた何もしてないよね。お膳立てか。後輩達が行けば何とかなるかもと言う采配か。確かに古都が面と向かって何か話しても駄目だろうし。
お祖母さんは和彦を労ってくれた。分かる人には分かる。
みんなが出発する時に檸檬は和彦に光希と千早にちゃんと話するよと送り出す。
で、次の場面はもうみんなが行っちゃった後の本長篠駅か。調べてみたら飯田線。飯田線と言うと「究極超人あ~る」、と言うかもっと前の流電の里のイメージなんだけど。もっとも実際には行けなかったので鉄道ファンごし。
その本長篠駅に千早が居る。ちゃんと話をしたいと言ってここまで来た。この瞬間は何も疑わなかったけど千早が電車に乗る時にゴミ箱に思わせぶりに何か捨てた。あ、これで分かった。おまえまたGPS使ったな。和彦に内緒にしろと言うが、それはそれとしてゴミはちゃんと分別して捨てなくちゃ駄目。それ小型家電だろ。
ところで檸檬に仕掛けた発信器って、髪飾り?
豊橋に帰って来て、檸檬は光希と話をつけるらしい。それにまたつきあわされる和彦。嘗て一緒に通っていた小学校に夜間に侵入して。さて送ったらもう用済みと思った和彦だったのにそこで待っててと。
今度は檸檬は光希と話のけりをつける。話を聞いてみたら光希はしっかり小学校の頃から檸檬を意識してたのに、それが何なのか分からないままモヤモヤして、高校で千早と付き合ってからそれが分かるとか、何とも皮肉な話だ。一応檸檬は好きだった光希から、檸檬の事が好きだったと言うのを聞けたけど。
さて、光希と檸檬と千早の件、方がついた訳だが、またぞろおかしなモノを持ち込むのが杏菜。あのSNSで匂わせをした件が副作用を生んだと言うのだ。匂わせすぎて彼氏が出来たのなら紹介しろと言われてしまった。ここでそうじゃないよと言うとまたふられのかとなってしまうのでそれは出来ない。
そこで彼氏代理を立てようと思う。ここでおりいって和彦にご相談。
あー、分かった、分かったよ、和彦に代理彼氏を用意しろって話だろ?
案の定そうで、しかもそれはスペックの高い光希にお願いしたいから和彦から頼めと言うのだ。
ふんす!
本当に酷い女だ。和彦を巻き込むのはまだしも、光希はほんの少し前にやっと三角関係の整理が出来たところだと言うのに。