異世界スーサイド・スクワッド・第8話
シンカーを倒しシンカーの砦を破壊したのに未だ王国の中枢では第二次SSの功績を認めるのか罰するのかで揉めていた。
女王は左大臣だか右大臣だか分からないけど緑の大臣の方に親しく「セオドア」と名前で呼びかけた。お前にやって貰いたい事がある。なんか悪い顔してるけど。ところで日本式だとあの位置は左大臣。
ともかくSSは今度こそ褒美が貰えると思って王宮を歩いていた。そして女王の間に。だがとても歓迎されている雰囲気ではない。
そしてセオドア大臣が口を開く。難癖をつけだした。シンカーを片付けたと言ってもそれは元々そちらの世界の人間。エルフを助けたと言ってもエルフを洗脳したのはおまえらの仲間。
悪口雑言にハーレイが先ず怒る。最初から功績を称える気持ちなんてないんだ、あんたら。それにセオドア大臣が怒る。なんだその口のききかたは、何だその化粧は。立場をわきまえろ。バシーン!あ!あんたやったね?
リックは驚いただけみたいな顔をしていたが、他の連中は違うぞ。全員その場でセオドア大臣を殺しそうな顔をした。
で、ナナちゃんは食べちゃった。
だがこれが女王の狙い。大臣に手を出したな。女王は力を持ってる。ナナを拘束した。そして全員即刻処刑しろ。これにはセシルが強く抗議して、その結果ナナだけ処刑となった。他は出て行け。
フィオネが追いかけて弁明しようとしてもハーレイはそんなもの受け入れない。あんた、止めようともしなかったね。ママに逆らうのが怖いならずっと人形やってろ。
ハーレイ達、酒場で荒れてた。ピースメーカーが酒を煽ってたのでリックがいい加減にしろと止めるが、ピースメーカーは大丈夫だと言う。でもリックがピースメーカーの下半身見て妙な顔したなと思ったら、やっぱり後で分かるが露出してたのかよ。
そこに吟遊詩人が入って来た。こいつ怪しいのでは?と思ったけど、その後の展開はただの吟遊詩人だった。但しこれが発端でデッドショットやクレイフェイスの間で喧嘩が始まってしまう。
その二人もピースメーカーが乱入して来たら流石に手が止まる。あー、もう滅茶苦茶だよ。
翌朝、リックが皆を起こす。使命に失敗した以上は帰還するしかない。但しナナウエと一緒だ。でもハーレイはドラゴンの子は置いて行く。この世界で暮らして行ける様に。
ゲートに到着して爆弾の時間期限はリセット。そしてリックはアマンダ長官と通信。あれ?ピースメーカー、無線機をチラ見してたと思ったのに実は気づいてなかったんだ。長官事態は理解した。キングシャークはこちらで処理すると言ったかと思ったら、クレイフェイスの首が光りだした。音もしてる。あ、これはヤバいぞ。リックが焦った間もなくクレイフェイスの首から上が吹っ飛ぶ。
メンツ的に多分クレイフェイスの泥人間なら大丈夫なんじゃとは思ったけど、でも爆弾には拘っていたんだよね。
流石にリックは怒ったし、それ以上にハーレイは激怒した。だがここで悪態をついても長官に起爆ボタンを押されるだけ、と思ったら事態が動いた。
王都で何か戦闘の様な事が起きている。すかさずリックが長官に進言する。ここで事態を収拾したら王国に貸しを作れる。起爆は待ってくれ。それを聞いた長官は24時間期限にした。それまでにやってみろ。
リックのセット区で長官は猶予をくれた訳だが、ハーレイ達からしたら何故そこまで自分達を庇ったのか分からなかった。リック曰く、おまえらは悪党だが、こっちの世界で吟遊詩人にうたわれる程ではあるじゃないか。お、吟遊詩人の登場意味、ここにあったか。
と、ここまで来てクレイフェイスが復活。そうなると思ったよ。でもハーレイとヘッドショットは驚愕したし、ピースメーカーもその場で小刻みに震えていた。
ともかくリックはあの気に食わない女王にも長官にも目にもの見せると言うのだが、あんな遠くの王都迄24時間でどうにかなるのか。
さて、この二時間前、フィオネが女王の居室に入ってみたら鏡に写った女王の姿は異形のモノ。女王、おかしいとは思ったけど、人間じゃない?