時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん・第1話
この作品の存在自体はCMでやっていたので随分前から知っていた。なるほど、ロシア語かとか思っていた。問題はその二年後、プーチンが19世紀国家の思想でウクライナへの侵略戦争を仕掛けた事で「ロシア」自体の印象がとても悪くなる。ロシア語にも文化にも何も罪は無いがプーチンのせいで全て悪印象となった。
念の為に言っておくと、ソ連のイデオロギーは問題外として、でも高校生の時からロシア語もロシア音楽も親しんで来たので、私は元々は印象は良かったのだ。
さて本作、主人公の久世政近君、色々聞いてみるとかなりスペックは高そうなのにゲーム廃人にしてアニヲタなのが悪いのか、冴えないキャラの立場になってる。
そして隣の席のアリサ・ミハイロヴナ・九条、これがタイトルのアーリャでアリサは他の人間には鉄仮面みたいな様子なのに何故か政近にだけはツンな顔をしつつ、タイトルどおりにロシア語でデレるのだ。
政近は過去回想で幼少期にどこかのロシア人少女と出会って初恋の様になったのが発端でロシア語が分かる様になっていた。これだけで?と思ったらちゃんとその後も彼女とうまく話せる様にとロシア語は勉強したと言う。だからまさにタイトルどおりにアリサがロシア語でデレると分かるものの、それを今更言ったらアリサが立ち直れないと思って分からないフリをしている。
ところがヒロインはアリサだけではない。アリサの姉のマリヤ・ミハイロヴナ・九条もこの学校に来ていた。さらにはアリサとマリヤと一緒に生徒会に居る周防有希もそうだった。この有希、政近と幼馴染だと言うけどそれ以上な雰囲気もあって、二人を見るアリサがヤキモチをやくのだ。
ロシア語、高校の時に少しだけかじった程度だから耳からだけで聞き取るのは難しい。まあ文字で出て来ても単語をそんなに知らないのでやはり分からない気もする。ただ、今回の最後にアリサが
「не(not) понимаешь(understand)」
と言ったのは分かった。